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ヤシカコンタックス互換の新レンズ「Kistar 55mm F1.2」

富岡光学“Tominon 55mm F1.2を復刻”

写真は製品版と異なる部分があります(以下同)

木下光学研究所は、ヤシカコンタックスマウント互換の交換レンズ「Kistar 55mm F1.2」を9月30日に発売する。価格は税込13万4,100円。本稿掲載時点ではメーカーWeb直販とマップカメラのみで取り扱っている。

富岡光学が1970年代に設計した「Tominon 55mm F1.2」を現代の技術で復刻したという大口径標準レンズ。当時と同じピッチ研磨で磨き、現合ラップ仕上げでヘリコイドの作動感を再現した。外観はヤシカコンタックス風とした。

また、木下光学研究所の会長である木下三郎氏がTominon 55mm F1.2の光学設計担当者であった点、新製品Kistar 55mm F1.2の設計はTominon 55mm F1.2の設計者と師弟関係にあるエンジニアが担当した点を挙げ、構造だけでなく開発思想も含めた復刻としている。

レンズ構成は6群7枚。最短撮影距離は0.5m。絞りは8枚羽根。フィルター径は55mm。単層コートを採用している。

最大径×長さと重量は64.5×56mm、310g。

(本誌:鈴木誠)