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ニコン、D750“フレア問題”の対応内容を発表

株式会社ニコンおよび株式会社ニコンイメージングジャパンは1月20日、デジタル一眼レフカメラ「D750」における、点検・修理・調整についての告知を行なった。あわせて、該当製品かどうかを見分ける方法も発表されている。

ニコンは2014年12月29日、D750について、特定の条件でフレアが不自然な形状で写り込む場合があると告知した。

D750で見られる現象とは、「太陽や高輝度の照明などの明るい光源が、撮影画面の上端付近に位置するシーンを撮影した際に、画像にフレアーが不自然な形状で写り込む場合がある」というもの。一部のユーザーより指摘があったという。

その後2015年1月9日に、「遮光部品の点検と修理、AFセンサーの位置調整を1月下旬に行なう」との発表がニコンからあり、このたび対応内容が正式に告知された。

該当番号の確認方法

D750製品番号検索」のページで製品番号を入力。該当製品かが判明する。

ただし該当製品と判明した場合でも、カメラ本体底面の三脚ネジ穴に黒丸の識別マークのあるものは、対応済みの製品となる。

三脚ネジ穴に黒丸があると点検・調整済み

該当製品の場合

ニコンのサービス機関に申し込むことで、遮光部品の点検と修理、AFセンサー位置の調整が無償で受けられる。

その際、AF精度やカメラ性能に影響は無いという。

ニコンによると、「ご指摘いただいた不自然な形状のフレアは目立ちにくくなりますが、一般的にデジタル一眼レフカメラでは逆光時にフレアが発生する場合がございます」とのこと。あくまでも「不自然な形状で写り込むフレア」が解消する対応であることに留意して欲しい。

受付先

対応の申込は、サービス機関への送付および持ち込みとなる。納期はおおよそ1週間。依頼が集中した場合は、さらに時間を要する可能性があるという。

詳しくはこちらのページで確認できる。

(本誌:折本幸治)