ニュース
【CP+】EIZO、LED採用の色評価用スタンドを参考出品
Reported by 本誌:折本幸治(2014/2/16 08:00)
写真家によるトークショーや、カラーマネージメントセミナーを展開しているCP+2014のEIZOブース。
写真ユーザーを意識したハイエンドモニター「ColorEdge」シリーズを全機種並べている他、色評価用スタンドの新モデルを参考出品した。
EIZOの色評価用スタンドは、カラーマネージメント後の画面とプリントにおける色の差を視認するツールとして、直販サイト「EIZOダイレクト」で販売されている人気商品。モニターとセットで購入する人も多いという。
これまでのスタンド「Z-208-EIZO」(1万4,800円)は、色評価用の高演色蛍光管をしていたが、新モデルでは白色LEDを採用。発光部が薄く小さくなった他、LEDのため、明るさの調整が可能になった。
その代わり、従来モデルよりも照らす範囲が狭く、実質A4サイズ程度のプリントしか対応できないというデメリットもある。
発売時期、価格とも未定。従来モデルよりも高価になる見込み。従来モデルは併売される。
またEIZOは2月12日、Hasselblad(ハッセルブラッド)との協業を発表した。そのひとつとしてHasselbladは、自社の現像ソフト「Phocus」にColorEdgeのキャリブレーション機能を組み込むという。
ColoreEdgeにはキャリブレーション用センサーを内蔵したモデルがあり、それをPhocusから直接制御できるようになる。
EIZOがHasselbladに提供したSDKを利用し、Hasselbladが最新のPhocus 2.8に搭載した。Phocus 2.8は無償でダウンロードが可能。
現在Phocusから行なえるのは、色温度と輝度の調整。実行すると内蔵センサーが動作し、キャリブレーションが始まる。
EIZOブース、Hasselbladブースの双方で、同様のデモが行なわれていた。