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【CP+】アウトドア向け軽量バッグなどを展示したハクバ

※悪天候のため、2月15日(土)の開催が中止になりました。

 ハクバ写真産業ブースでは、アウトドア用途を強く意識したカメラバッグ「GW-ADVANCE」シリーズと、透過性を高めたプロテクトフィルター「ULTIMA」を前面に出した展示を行なっていた。

ハクバ写真産業ブース

 GW-ADVANCEシリーズは、本格的なアウトドア用途を狙って新たに登場したカメラバッグシリーズ。いずれもレインカバーを備える。容量25lの「PEAK25」(税別2万7,000円)はリュック形。軽量(約1,300g)で背負っていてもバッグ自体の重さを感じさせない。

本格的なアウトドアユースのGW-ADVANCEシリーズ
リュックタイプのPEAK25(左)とスリングタイプのRIDE17(右)
PEAK25ダークグレー。驚くほど軽い
バッグ側面から出し入れできるサイドアクセス構造で、内蓋をストラップで閉めることもできる
内部背面にはパソコンを収納できるポケットもある
カメラストラップを固定して首への負担を負担する「くびの負担がZEROフック」を標準装備

 スチール製のフレームが入れられており、日本人の体型に最適化を狙い、背中にフィットするようなS字構造などの工夫がなされている。側面から機材の取り出しが可能なサイドアクセス構造や、カメラのストラップを引っ掛けることができる「くびの負担がZEROフック」を標準装備する。

 容量17lの「RIDE17」(税別2万500円)はスリングタイプで、サイクリング用途などに適している。左右どちらの肩にかけることも可能なように、ベルト端をつけ替えることができる。いずれも3月末発売予定で、カラーはダークグレー、ダークレッド、ブラックの3色。

RIDE17はスリングタイプ
左右どちらからも提げられるようにベルト端はつけ替え可能

 同シリーズにはさらに、ショルダーの「ドライ」シリーズも用意される。「ショルダーバッグ」(税別2万200円)と「ズームバッグ」(税別1万8,800円)で、縫製の穴がなく高い防水性能を持つ。片手で開閉ができるマグネットロック機能を持つ。インナークッション内蔵で、レンズを装着したままの一眼レフボディを収納でき、ホルスターのような使い方を想定しているという。

GW-ADVANCEドライシリーズはマグネットロック
インナークッション一体型

 高級プロテクトフィルター「ULTIMA」シリーズもブース前面で大きく展示されていた。観測用望遠鏡の主鏡に用いられる光学ガラスを製造するなど、高い光学技術を持つコーニング社の光学ガラスを使用しているほか、高精度のコーティングが施されて透過率が高く反射率が低い。透過性を高くするために、撥水性コーティングなどは意図的になされていないという。

 広角レンズ対応の薄枠設計や、滑り止めローレット、反射防止の黒塗りなどの高級シリーズフィルターとしての工夫がなされている。通常よりは高価格のフィルターなので、こだわりのあるユーザーに使ってほしいという。さらにスタックできる専用ケースも特徴的だ。37mm~82mmまで13種用意され、価格は税別6,400円~1万2,700円。

高透過率を誇る高級プロテクトフィルターULTIMAシリーズ
左がULTIMA。右は従来製品。緑色の反射は緑の透過率が低いことを示すという
ユニークな形状のケース
同じ口径のケースならばスタックできる

 前述のGW-ADVANCEシリーズにも標準装備されている、リュック形カメラバッグにカメラのストラップを固定することができるフックは単体でも販売。「くびの負担がZEROフック」と、ネーミングにもこだわりがある。バッグのストラップを固定しやすい工夫と強度を保つなどの工夫がなされており、YKKとの共同開発で実現したという。バッグにはワンタッチで装着できる。2個セットで税別3,480円。

「くびの負担がZEROフック」
ショルダーパッド根元の上部にアジャスターパーツがあるものならば装着可能
ワンタッチで装着できるようになっている

(秋山薫)