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ビクセン、380mm F3.8の天体撮影用レンズ

645判のイメージサークルをカバー。レデューサーで300mm F3にも

 ビクセンは、天体撮影向けの超望遠レンズ「VSD100F3.8」を11月29日に発売する。価格は65万1,000円。

 380mm F3.8のレンズ。645判をカバーする直径70mm(光量約60%)のイメージサークルを持つ。オプションのTリングなどを使用してカメラと接続する。

 レンズ構成は新設計で、SDレンズとEDレンズ各1枚を含む5群5枚。従来は補正しきれなかった青ハロ、非点収差、コマ収差などの補正に成功したという。

 レンズエレメントには精密アニール処理(熱処理)を施し屈折率の均質性を高めたという。また、各レンズの特性に合わせた天体用コーティングを施し、ゴーストやフレアを抑えるとともに高いコントラストを実現したとする。

 ピントリングには突起付きのゴムリングを装備し、手袋をはめたままでも操作しやすいという。

 外径×全長は115×497mm。重量は4.5kg。

 オプションとして0.79倍のレデューサーと1.58倍のエクステンダーも用意する。前者を装着すると300mm F3に、後者を装着すると600mm F6になる。

(本誌:武石修)