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アドビ、ペットの赤目を補正できる「Photoshop Elements 12」

人や物を簡単に動かせる「コンテンツに応じた移動」も搭載

 アドビシステムズは、画像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 12」のダウンロード版を9月24日に発売した。パッケージ版は10月11日に発売する。

 ダウンロード版の価格は1万4,490円、乗り換え・アップグレード版は1万290円。動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 12」をセットにしたパッケージも用意する。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS X 10.7~10.8。発売を記念して初回限定1万5,000本の購入者には「かんたんガイド」(PDF版)をプレゼントする。

 同社が「Memory Keepers」と呼ぶ、家族やイベントをデジタルカメラで撮影するユーザーに向けたソフト。同社の推定では国内に580万人が存在するという。

 今回から、プロ向けの「Adobe Photoshop」に搭載されていた「コンテンツに応じた移動」が利用可能になった。画像内で特定の人物などの位置を移動させることができる。移動元の背景は、違和感がないように自動的に塗りつぶされる。

 また、角度補正ツールにエッジを自動で塗りつぶす機能が付いた。傾いた写真を回転させて生じたエッジの余白を違和感なく塗りつぶすもの。補正しても元画像の画角をほぼ維持できる。

 従来の赤目補正機能では対応できなかったペットの目の色の補正にも対応した。緑や黄色に変色した犬や猫の目の色を取り除くことができる。

 ユーザーの露出とコントラストの組み合わせの好みを学習し、次回以降に編集する写真や動画に簡単に適用できるようになった。

 新たに「モバイルアルバム」を搭載し、モバイル機器とパソコン間で写真の同期が可能になった。同社のクラウドサービス「Adobe Revel」を利用することで、パソコンの写真を自動的にクラウド上に保存。モバイル環境から閲覧できるようになった。

 そのほか、ワンクリックでフレームや効果を適用できる「クイックモード」、ズーム効果やパズル効果などを簡単に適用できる「ガイドモード」などを新搭載した。

(本誌:武石修)