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SILKYPIX、富士フイルムの「X-Trans CMOS」現像画質を改善

リコー「GR」にも対応

 市川ソフトラボラトリーは27日、汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズの最新版公開した。富士フイルム「X-Trans CMOSセンサー」の画質を改善したほか、リコー「GR」に対応した。

X-Trans CMOSセンサーの画像比較(市川ソフトラボラトリー提供)。

バージョン番号は次の通り。

・SILKYPIX Developer Studio Pro 5 Windows版 Ver.5.0.39.0
・SILKYPIX Developer Studio Pro 5 Macintosh版 Ver.5.0.39.0
・SILKYPIX Developer Studio 4.0 Windows版 Ver.4.0.81.0
・SILKYPIX Developer Studio 4.0 Macintosh版 Ver.4.0.81.0

 SILKYPIX Developer Studioは2012年2月からX-Trans CMOSセンサーに対応していたが、今回、画像処理アルゴリズムを改善することで、高解像度を維持したままモアレなどの発生を抑えたという。加えて、特定光源下での色再現性も向上したという。

 X-Trans CMOSセンサーは、富士フイルム独自のカラーフィルター配列を採用した撮像素子。ローパスフィルターレスで、当初からモアレや偽色の低減を謳っている。同センサーを搭載した現行機種は「FUJIFILM X-Pro1」、「FUJIFILM X-E1」、「FUJIFILM X100S」、「FUJIFILM X20」。

 また各SILKYPIXとも、24日発売のコンパクトデジタルカメラ リコー「GR」にも対応した。

GR

 そのほか、全体テイスト、シャープ・ノイズリダクション・テイスト以外のテイストの変更で、シャープのパラメータが変わってしまう問題を修正した。

(本誌:武石修)