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吉田功写真展「廃校の行方」

(ニコンサロンbis新宿)

作者が廃校を撮り始めた昭和58年頃、廃校は過疎化の地域に見られる現象だった。それは、市町村合併による統合施策や農林業の衰退という社会情勢の変化に伴う少子化の影響もあっただろう。

しかし最近は、都市圏の郊外でも廃校の数が増えている。急激な少子高齢化の進展、産業構造の変化などで住宅団地を中心に、局地的に就学人口が減っているからだ。

いずれの場合でも、子どもたちは学んだり、泣いたり、笑ったり、遊んだたくさんの思い出の学び舎を失うことになる。

本当にさびしく、懐かしく思い返す廃校は、今後どうなるのだろう。モノクロ50点。

(写真展情報より)

吉田功写真展「廃校の行方」

  • 会場:ニコンサロンbis新宿
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 開催日:2013年4月30日(火)~2013年5月6日(月)
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:鈴木誠)