丹地保堯写真展「丹地保堯写真画展~悠久の自然を求めて~」(72 Gallery)


(c)丹地保堯

「ごあいさつ」

絵筆をカメラに持ち替えて40年。
自然がおりなすさまざまなドラマ、そしてその時々の感動に今、再び立ち会い、見つめ直している。
自然が好きで、絵が好きで、カメラを手にした時から、自然風景をキャンバスに描く気持ちでシャッターを切ってきたような気がする。
ともかく、旅を繰り返すごとに自然のちょっとした変化にも心をうごかされる自分を発見したり、さり気ない風景にも反応する自分を自然から教わってきた気がする。自然の変化を一枚一枚ファインダーを通してみつめ写真を撮りながらも、絵を描いてきた気持ちがつよかった。二十数年前からデジタルとの出会いで自身の思うがままに「写真画」として制作できるようになり、全て自身によるプリントであるのは勿論,オリジナル作品として表現できる事を喜びとしているところです。それにしても自然と向い合ったとき、心がなごみ、素直な気持ちになるのは、なぜだろうか。
それは、無言にみえる自然が、じつはさまざまなことばを私達に語りかけてることが、感じ取れるからではないだろうか。
ただ、最近、自然をみていて気になることがある。自然をとりまく環境の変貌が、自然の力を少しずつ弱めているのではないかということである。
自然の中では人も対等な一個の生命体であるのだから・・・。

写真画家 丹地保堯(写真展情報より引用)

  • 名称:丹地保堯写真画展~悠久の自然を求めて~
  • 会場:72 Gallery
  • 住所:東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル1F
  • 会期:2012年5月9日〜2012年5月27日
  • 時間:水曜〜金曜12時〜20時、土曜・日曜・祝日12時〜19時(最終日は17時まで)
  • 休館:月曜・火曜

(本誌:鈴木誠)

2012/4/27 19:19