ニコン、「D800E」の推奨レンズ16本を公開


 ニコンは23日、デジタル一眼レフカメラ「D800E」向けの推奨レンズを明らかにした。

推奨レンズの1つ「AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED VR」を装着したD800E

 同日公開した「D800/D800Eテクニカルガイド」内に記載がある。D800Eの推奨レンズは以下の16本で、ニコンでは「特に解像感を楽しみたい場合は、一例として以下のようなレンズをおすすめします」としている。

  • AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED
  • AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8 G ED
  • AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VR II
  • AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR
  • AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED VR
  • AF-S NIKKOR 200-400mm F4 G ED VR II
  • AF-S NIKKOR 24mm F1.4 G ED
  • AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G
  • AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G
  • AF-S NIKKOR 200mm F2 G ED VR II
  • AF-S NIKKOR 300mm F2.8 G ED VR II
  • AF-S NIKKOR 400mm F2.8 G ED VR
  • AF-S NIKKOR 500mm F4 G ED VR
  • AF-S NIKKOR 600mm F4 G ED VR
  • AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED
  • AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8 G IF-ED

 ただ同社では、「基本的に現行品で販売しておりますレンズは、すべてお使い頂くことは可能です」としており、また「“カメラの解像力を極限まで引き出したいという場合は推奨レンズを”という話になります。ただし、推奨以外のレンズであってもレンズの持っている性能は最大限発揮できます」(“インタビュー:ニコンに訊く「D800」「D800E」の実力”から)と説明している。

 なお、テクニカルガイドには「回折現象の影響がない場合、D800Eの方がより高い解像感を得られます。D800Eでは絞りの設定による解像感の差がD800よりも出やすいため、回折現象に対する注意が必要です」との記載もある。

 同テクニカルガイドには、「静止物撮影のテクニック」、「ポートレート撮影のテクニック」、「高い解像感を得るために」、「D800Eが生む高い解像度」、「モアレ・偽色について」などの情報もある。

 D800Eは、D800のローパスフィルターを無効化したモデル。D800よりも先鋭度の高い撮影ができるとしている。ローパスフィルター以外の使用はD800と同じ。FXフォーマットの有効3,630万画素CMOSセンサー、視野率約100%のファインダー。フルHD動画撮影機能などを備える。発売は4月12日。ボディのみの店頭予想価格は35万円前後の見込み。





(本誌:武石修)

2012/3/26 14:39