鈴木康夫写真展「猫の家」(オリンパスギャラリー東京)


犬や猫は、最も多くの家庭で家族の一員のようにして飼われている。
「犬好きか猫好きか」と良く聞かれるが、両方とも好きであるが、もし限られた人生を生涯過すなら犬のように拘束されないで、自由気ままに動ける猫の方が良いと思っている。
猫を飼っている家に撮影に行くと、始めは、けげんな顔をして離れた場所で警戒しているが、時間がたつにつれて色々な表情を見せてくれる。
猫の行動範囲は、犬に比べて立体的である。
タンスの上に乗ったかと思うと、すぐにカーテンレールの上を歩き始める。時には、押し入れの片隅に入り込み、一枚も写真を撮れない時もある。
年老いて小太りな猫などは、どんなにさわられても置き物のように無表情である反面、子猫などは、一度もじっとしておらず動き回る姿は、成長ざかりの人間の子供を見るようである。
多くの猫を撮影してきたが、今回は、目の表情をポイントに選んで見た。
(写真展情報より)

  • 名称:鈴木康夫写真展「猫の家」
  • 会場:オリンパスギャラリー東京
  • 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル
  • 開催日:2012年3月29日~2012年4月4日
  • 時間:10時~18時(最終日は15時まで)
  • 休館:日、祝日

(本誌:武石修)

2012/3/15 00:00