子を持つ女性の半数が写真を“お蔵入り”に

〜バッファロー調べ

 バッファローは12月26日、デジタルカメラの撮影画像を取り込んでテレビに表示できる端末「おもいでばこ」の発売にあたり実施した「撮影した写真の実態」に関する調査結果を発表した。

おもいでばこ

 調査は、写真を撮る機会の多い20代から40代までの小学生以下の子供をもつ女性515名を対象にインターネット上で行なった。子育て中の女性は日々子どもの写真を撮影しているが、子育てが忙しく、貯まっていく写真の数も膨大なため、写真整理ができず「お蔵入り」になっているという。

 撮影画像を見返す頻度は、「数カ月に1回以下」が最も多く51.5%。「月に数回」(22.1%)、「月に1回」(15.1%)と続く。写真を見る際の悩みは、「見たい写真がすぐ出てこない」(43.3%)、「見るまでに時間がかかる」(30.7%)、「画面が小さい」(24.9%)となった。撮影画像を見るまでに時間がかかるため、忙しい母親には写真を見る機会がなくなっているようだとしている。

 「ご自宅では写真を日付順や人別に仕分けるなどの整理をしていますか」という問いには42.7%が「していない」と回答。その理由は「時間がない」(66.4%)、「枚数が多すぎて結局やらない」(47.7%)、「整理方法がわからない」(44.1%)となった。写真の整理は「自分(ママ)」という回答が85.8%で最も多く、夫は30.5%だった。また、全体の95.3%がもっと容易に整理がしたい考えているという。

 ほかにも同調査では、写真をテレビで見たいというニーズが6割あり、データの消失防止対策を行なっていないユーザーが半数近いという結果なども明らかになっている。

 「おもいでばこ」は、メモリーカードやUSB端子からデジタルカメラの撮影画像を取り込み、HDMIやコンポジットで接続したテレビに表示できる端末。取り込んだ静止画・動画は320GBの内蔵HDDに保存する。撮影画像のカレンダー表示やスライドショー再生の操作を付属リモコンで行なえる点も特徴とする。実勢価格は1万9,000円前後。




(本誌:鈴木誠)

2012/1/5 17:47