ハワード・ワイツマン写真展「FACING SHIBUYA」(銀座ニコンサロン)



この作品は、渋谷に集まる人たちのポートレートコレクションである。
ショッピング、ファッション、そして若者文化の中心の街である東京・渋谷には、毎日、沢山の人が集まってきて、渋谷駅を通り過ぎて行く。そして、駅前のスクランブル交差点に向かう大勢の人たちそれぞれが、それぞれのストーリーを持っている。
作者はその場所で信号を待っているとき、周りの人を見ていて、彼らはどんなストーリーをもっているのだろうと思うことがあるという。
だれなんだろう。なんでここに来ているんだろう。
買い物に来たのだろうか? 友達に会いに来たのだろうか?
仕事に向かっているのだろうか?
…それとも、もっと重要な用事を抱えているのだろうか?
同時に作者は、第二の故郷である東京に住む人たちの、美しさ、真面目さ、そして個性にいつも驚嘆する。
普段なら、交差点で待っている人をチラッと盗み見ることしかできないが、写真でその瞬間を固定することで、自由に彼らを見て、作者がストーリーを決める。モノクロ55点。(写真展情報より)

  • 名称:ハワード・ワイツマン写真展「FACING SHIBUYA」
  • 会場:銀座ニコンサロン
  • 住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA(ストラータギンザ)1階・2階「ニコンプラザ銀座内」
  • 会期:2012年1月18日〜2012年1月31日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:折本幸治)

2011/12/22 16:51