Tiffen、最大8段分まで無段階で減光できる「バリアブルNDフィルター」


 銀一は、米国Tiffen社の「バリアブルNDフィルター77mm」を9月5日に発売する。価格は2万3,100円。

バリアブルNDフィルター77mm

 絞り値にして2〜8段分に相当する光量を無段階に減光できる可変NDフィルター。フィルター枠にMINからMAXまで8段の目盛が記されており、回転させることで光量が調整できる。減光効果の目安となる(目盛は特定ND値ではなく目安)。フィルター枠は9mm。

減光効果の目安としてフィルター枠に記されている目盛

 ただしバリアブルNDフィルターの構造上の特性により、最大濃度に近くになるにつれて色むらが生じるという。

 独自のColorCore技術を駆使し、最高グレードの映画用フィルターと同品質のガラスを採用している。Tiffen社プロ用MPTVフィルターと同じ、厚手のナイロケースが付属する。

ケースが付属する

 なお、8月26日に発売されたケンコーの「バリアブルNDX」は、ND2.5〜ND1000相当の光量調節が可能。可変領域はTiffenより高い。ただし価格は77mm径で5万7,750円。また、Tiffenと同様、濃度可変領域表示を超えてND効果を出した場合、画面に“×状”のムラが生じたり、青みがかったりする場合があるという。



(本誌:折本幸治)

2011/9/2 18:53