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ケンコー・トキナー、可変NDフィルター「バリアブルNDX」をリニューアル

色再現性を向上 77・82mm径で展開

株式会社ケンコー・トキナーは、減光量を調整できるNDフィルター「バリアブルNDXII」を7月19日に発売した。ラインアップおよび希望小売価格は、77mm径が4万円、82mm径が4万4,000円(いずれも税別)。

前枠を回転することで減光量を調整できる可変式のNDフィルター。調整できる減光量はND2.5〜ND450相当。

本製品は「バリアブルNDX」(2011年発売)から、色再現の向上を図るため、新たに開発した偏光膜を採用して、よりニュートラルな色味を実現したとしている。なお、この偏光膜は、PLフィルターのような反射除去効果がなく、減光効果のみを得ることができるものだという。このほか、濃度を変えた際の色調ズレを極力抑えた設計を採用したとしている。

また、濃度調節に用いる回転枠(可動範囲を90度)は着脱式のレバーによって操作できる仕組みとなっており、設置部を2カ所設けることで、操作がしやすい任意の位置に取り付けることができる。

通常のNDフィルターのように付け外しをすることなく減光量を調整できる仕組みとしたことで、付け外しの手間が解消されるほか、最も明るい状態で構図やピントを決定してから任意の濃度にセットできる利点で訴求している。

本誌:宮澤孝周