スタジオグラフィックス、企業向けのWebフォトコンテスト開催支援システム


 スタジオグラフィックスは、フォトコンテストを実施するための導入支援システム「VIPS」(ヴィップス)を5日に発売した。価格は基本パッケージが18万9,000円~、月額使用料が2万1,000円。

VIPSによるフォトコンテストページの例

 企業や団体向けに提供するWeb用フォトコンテスト支援システム。同社が運営するカメラと写真のWebサイト「スタジオグラフィックス」(メールマガジン含む)と写真共有サイト「StudioGraphicsギャラリー」でコンテストの告知を行なえる“プロモーション一体型”になっているのが特徴。両サイトに集まるカメラや写真好きのファンにコンテストを知ってもらえるとする。VIPSは、“Valiable Internet Photocontest System”の略。

 VIPSは、期間、概要、賞典などを記載したフォトコンテストのページと応募作品の一覧、応募システム、読者投票システム、投票ランキングなどを同社が用意するサーバー内に設置してレンタルするSaaS型のASP。すでに、ケンコー・トキナー主催の「国際フィルターフォトコンテスト2011-2012」でVIPSをカスタマイズしたバージョンが採用されているという。

 写真のアップロード、応募システム、作品の公開、読者投票のシステムは基本パッケージに含まれる。実施は、応募だけを行なうクローズ方式、作品を公開するオープン方式、読者から投票を募るオープン&投票方式の3つを用意する。読者投票の経過ランキングも閲覧可能。読者からの違反通知機能も備える。また、Twitter投稿機能も装備している。

 発売に併せて「被災地観光復興支援プログラム」を実施する。被災地域の観光産業の活性化や認知度向上に役立てるため、観光協会や地方自治体にVIPSを一定期間無償提供するもの。8月15日まで応募を受け付ける。主催者の負担を軽減するため、賞品は広く一般企業から無償での提供を募る。なお、スタジオグラフィックスはVIPSで得た収益の一部を被災地支援のために寄付するとしている。

【2011年7月5日】記事初出時、被災地観光復興支援プログラムの実施期間を「8月15日まで」と記載しておりましたが、正しくは「同プログラムの応募期間が8月15日まで」となります。




(本誌:武石修)

2011/7/5 16:15