「OLYMPUS PEN」新製品発表会フォトレポート


 オリンパスが30日に実施した発表会で撮影した「OLYMPUS PEN E-P3」などの外観写真を掲載する。「PEN Lite E-PL3」および「PEN mini E-PM1」はいずれも動作しないモックアップでの出品だった。

中央でE-P3を手にしているのはオリンパスイメージング代表取締役社長の高山修一氏

OLYMPUS PEN E-P3

 AFの高速化だけでなく、連続撮影時のレスポンスが大幅に向上していた点も特徴的だった。アートフィルター「ジオラマ」などにおけるライブビューのフレームレート低下も従来より改善が見られる。全体的なUIや設定メニューの構造は従来を踏襲しているが、細かな使い勝手の向上を図る工夫や機能追加も確認できた。タッチパネルは静電容量式。マルチタッチには非対応だが、指を画面に強く押し付けなくても操作できる。

シルバー。装着レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2
内蔵ストロボをポップアップしたところ電子ビューファインダーVF-2を装着
マウント内部
ブラックホワイト
ドレスアップ例
グリップを外したところ(ブラック)
グリップを外したところ(シルバー)
撮影画面右上にズーム位置の実焦点距離を表示タッチ操作で拡大ポイントを指定し、右下のルーペボタンで拡大する。拡大率のスライダーを動かすと、枠のサイズが変わる
アートフィルターブラケットを搭載。ONにした効果を1度に記録する。E-5のようにP/A/S/Mモードでもアートフィルターを利用可能

OLYMPUS PEN Lite E-PL3(モックアップ)

 電源の入らないモックアップを手に取れた。表面はフラットな仕上げ。液晶モニターのチルト機構はソニーNEXシリーズに近いもの。背面にはE-PL2と同様、ホイールを1つ搭載している。

シルバー。装着レンズはM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
チルト式モニターを可動させたところ
シルバーレッド
ブラックに着脱式ストロボを装着E-PL3(左)とE-P3(右)

OLYMPUS PEN mini E-PM1(モックアップ)

 モックアップのケース内展示にとどまった。天面は電源ボタンとシャッターボタンのみで、背面に最低限のボタンとホイールを装備している。E-PL3と同様、ストラップ取り付け部はアイレットタイプを採用している。

E-PM1。写真の5色にホワイトを加えた6色を用意ブラウンの背面部

交換レンズ

・M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2
 フォーカスリングをスライドさせると距離目盛が現れる。その状態でフォーカスリングを動かすと、その位置をボディに伝達。フォーカスレンズを目盛と一致する位置に駆動するよう、ボディ側から指示が行なわれるという。

E-P3に装着リングを動かすと距離目盛が現れる
別売のレンズフードを装着したところ

・M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

モックアップの展示にとどまった

・M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R

引き続きブラックとシルバーを用意外観デザインをリニューアルした
先端バヨネット部に取り付けるリングが付属。装着すると1g増だというリングは3色セット1,500円で単品発売もする

・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 R

こちらもデザインをリニューアルした

アクセサリー類

・FL-300R
 35mm判換算18mm相当の画角に対応する小型ストロボ。コンパクトながら、バウンス撮影やマクロ撮影に対応する。RCフラッシュシステムも利用可能。電源は単4電池×2本。

E-P3に装着したところ
手前に倒すと電源がオフになるという後方に倒したところ。90度にはならないがバウンス発光が可能

 アクセサリーとして「ドレスアップキット」も展開。E-P3の交換グリップやデコレーション可能なレンズキャップなどをラインナップする。

交換グリップやレンズキャップなど、ドレスアップの提案も行なっていた交換グリップは望遠レンズなどの使用時に向けた厚みのあるものも用意する
無地レンズキャップのデコレーション例


(本誌:鈴木誠)

2011/7/1 00:00