DNPフォトルシオ、写真プリントが水や泥を被った場合の対処法を公開
DNPフォトルシオは6日、写真プリントが水に濡れたり泥を被ってしまった場合の対処法を公開した。
汚れの程度や破損状態によって対応方法は異なる。以下の一般的な対応方法を参考に、一度、写真プリントの角を使って汚れ落ちの効果や破損の度合いを確認した上で注意して行なうよう呼びかけている。なお、インクジェット方式のプリントには適用できない。
DNPフォトルシオは、2006年にコニカミノルタグループから写真関連商品の製造と販売事業を譲り受けている。
■銀塩写真プリントの場合
写真店などで注文した、裏面に「DNP CENTURIA」などのロゴマークが入った銀塩写真プリントにおける方法。
●アルバムに入れずに保管したプリントの場合
- くっついてしまった場合も、無理に剥がそうとせず、一回軽く洗浄する。
- その後、約20度~30度のぬるま湯に30分程度浸す。
- プリント表面を傷つけないように十分注意しながら、指で軽くこすって汚れを落とす。
- くっついたプリントは、角の部分からゆっくりと剥がす。剥がれない場合は無理に剥そうとせず、もう暫くお湯に浸け、くっついたプリントが自然に剥がれるようになるのを待つようにする。
- 洗浄後、プリントの端をつまみ、室内等に吊して乾燥させる。
●アルバムに入れて保管したプリントの場合
- アルバムの台紙やビニールのカバーから、プリントを無理に剥がさず、そのまま1回軽く洗浄する。
- その後、アルバムの台紙ごと、約20度~30度のぬるま湯に30分程度浸す。
- プリント表面を傷つけないように十分注意しながら洗浄し、プリントを台紙やビニールのカバーからゆっくり剥がす。
- 剥がれない場合は無理に剥そうとせず、もう暫くお湯に浸け、プリントが自然に剥がれるようになるのを待つようにする。
- 洗浄後、プリントの端をつまみ、室内等につるして乾燥させる。
■昇華プリントの場合
店頭などに置かれたセルフプリント機などでプリントした、裏面に「DNP Printrush」や「DNP FOTOLUSIO」のロゴマークが入ったプリントにおける方法。
昇華プリントは、重ねて保管された場合でも、プリントどうしが強くくっつくことはないという。アルバムで保管した場合は、注意してそっと、プリントを台紙やビニールカバーから剥がす。その上で、固く絞った布かウエットティッシュなどで、プリント表面を気を付けて丁寧に拭いて、汚れを落とす。
2011/4/6 15:08