キヤノン、「EOS 5D Mark II」の最新ファームウェア


 キヤノンは19日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はVer.2.0.8。

EOS 5D Mark II

 更新内容は次の通り。

  • AvまたはTvの撮影モードをモードダイヤルの「C1」、「C2」、「C3」にカメラユーザー設定として登録し動画撮影すると、登録した撮影モードで動画撮影しない現象を修正した
  • オートパワーオフ状態からシャッターボタン全押ししてもまれにレリーズできないことがある現象を修正した
  • ISO感度設定が「L」でライブビュー撮影の露出シミュレーションを行なった場合、液晶モニターの表示がオーバー露出となる現象を修正した
  • スピードライトトランスミッター「ST-E2」使用で、カメラとST-E2の両方がオートパワーオフすると、ST-E2の設定が初期設定となることがある現象を修正した
  • マクロライト「MT-24EX」および「MR-14EX」とスレーブストロボを使用してワイヤレス撮影した場合、同調しないことがある現象を修正した

 ISO感度設定が「L」でライブビュー撮影の露出シミュレーションを行なった場合に液晶モニターの表示がオーバー露出となる現象は、カメラにエクステンダー「EF2X」を使用し、撮影モードがPのときのみ発生するとしている。なお、撮影した画像は適正な明るさで記録する。

 EOS 5D Mark IIは、2008年11月にキヤノンが発売した35mmフルサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ。1,980×1,080ピクセル、30fpsのフルHD動画撮影機能を搭載する。画素数は有効2,110万画素。液晶モニターは約92万ドットの3型TFT。ボディのみの実勢価格は22万2,400円前後。

(本誌:鈴木誠)

2010/10/19 13:43