オリンパス「μTOUGH-6010」の一部にウイルスが混入
μTOUGH-6010 |
オリンパスは8日、コンパクトデジタルカメラ「μTOUGH-6010」の一部にウイルスが混入していたと発表した。該当製品のユーザーはPCのウイルス駆除を行なうようアナウンスしている。
ウイルスが混入したカメラをPCに接続すると、ウイルスに感染する可能性があるという。Webのサポート情報ページに「シリアルナンバー検索ページ」を設けるほか、PC用の専用駆除ツールを公開している。
ウイルス検出時に表示される名称はウイルス対策ソフトのメーカーにより異なり、それぞれ次の通り。
- Trojan.Gen(シマンテック)
- WORM_AUTORUN.KFJ(トレンドマイクロ)
- Generic!atr(マカフィー)
なおオリンパスによると、データの消失や改ざん、パソコンのシステム障害など報告例はなく、Mac系、Linux系OSへの感染例もないという。
対象となるのは出荷されたμTOUGH-6010のうち1,709台。同社では、ウイルス混入の理由を「製造管理上の不備により」としている。
カメラに混入したウイルスの駆除は、ユーザー自身が内蔵メモリーの初期化を行なうか、メーカーの専用窓口に送付する。詳細はサポート情報を確認されたい。
μTOUGH-6010は、水中3mまでの防水性能、1.5mの耐落下衝撃、-10度の耐寒性能を持つコンパクトデジタルカメラ。レンズは35mm判換算28~102mm相当の光学3.6倍ズーム。液晶モニターは2.7型23万ドット。発売は2009年7月。
2010/6/8 12:35