カシオ、新画像エンジン搭載の4倍ズーム機「EXILIM ZOOM EX-Z550」


 カシオは、フルオート撮影機能「プレミアムオート」搭載のコンパクトデジタルカメラ「EXILIM ZOOM EX-Z550」を26日から順次発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。本体カラーはシルバー、ピンク、レッド、ブルー。

 発売日はカラーにより異なる。シルバーとピンクが2月26日、レッドとブルーが3月12日。

シルバーピンク
レッドブルー

 1月に2010 International CESで海外発表したモデル。今回、国内での発売が正式に決定した。同時発表の「EXILIM Hi-ZOOM EX-H15」および「EXILIM ZOOM EX-Z2000」と同様に有効1,410万画素の1/2.3型CCDを搭載しながらも、26~104mm相当の光学4倍ズームレンズを採用。1,280×720ピクセル、24fpsのAVI(Motion JPEG)動画記録にも対応した。

 画像処理エンジンには新開発の「EXILIMエンジン5.0」を採用。画像処理速度を従来比の約1.3倍に向上し、描写力や高感度時のノイズ除去性能に優れるという。

 新機能として、シーン認識機能「プレミアムオート」を搭載した。シーン判別、顔の有無、被写体の動き、被写体の位置、三脚使用の有無などを自動的に分析し、露出、ISO感度、ピント、手ブレ補正、階調表現、カラーバランス、ノイズリダクションの強弱などを最適化する。人物と背景は、ピクセル単位で解析して補正を行なう。

 動画合成機能「ダイナミックフォト」では動画を背景とした作品を作成可能になった。従来は静止画のみ背景に使用できた。

 さらに、風景や人物を絵画のようなタッチで撮影できる「アートショット」を新たに搭載。効果は「油彩」、「クレヨン」、「水彩」を用意し、設定した効果を適用した画面を見ながら撮影できる。

 このほか、従来機種にも搭載していた「人物メイクアップ」、「風景メイクアップ」、「さがしてフォーカス」といった機能を引き続き使用可能。CCDシフト式の手ブレ補正機構も備える。

 最大記録解像度は4,320×3,240ピクセル。感度はISO60~3200。

 レンズの開放F値はF2.6~5.9。最短撮影距離は約15cm、マクロモードで約5cm。AF速度はワイド端で約0.2秒としている。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは24.5MB。電源はリチウムイオン充電池「NP-80」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約250枚。

 サイズは99.5×22.4×55.4mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約116g(電池およびメモリーカード除く)、約137g(電池およびメモリーカードを含む)。



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2010/2/10 16:20