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ビクセン、望遠鏡にカメラマウントなしでCMOSカメラなどを取り付けるためのアダプター

株式会社ビクセンは、天体撮影用CMOSカメラなどの48mm径メスネジ式天体望遠鏡アクセサリーをビクセン製鏡筒へ接続するためのアダプター「カメラアダプター60 for M48」を3月11日(火)に発売する。価格は1万6,500円。同時に54mm径メスネジ式のアクセサリーを接続できる「M54リング」も5,500円で用意する。

カメラアダプター60 for M48

「カメラアダプター60 for M48」は、接眼部が60mm径メスネジ式の天体望遠鏡鏡筒に、天体撮影用CMOSカメラや48mm径のカメラアダプターを取り付けられる。

従来、CMOSカメラを使用した天体撮影では、カメラマウントに変換して接続する必要があり、併用できるアクセサリーに制限があったという。「カメラアダプター60 for M48」を使用することで、長時間露光中の追尾精度を高めるための「オフアキシスガイダー」などの併用が可能になる。

カメラの回転機構を搭載しており、クランプネジをゆるめることでカメラを取り外さずに回転させ、簡単に画角を変更できるという。クランプネジの先端にはデルリンチップを採用し、部材同士の密着性を高め、撮像素子面の並行ズレ(スケアリングズレ)を防止している。

別売の「M56フィルター変換アダプター48/52」を併用することで、48mm/52mm径の丸型フィルターも取り付けられる。

M56フィルター変換アダプター48/52

また、オプションの「M54リング」を「カメラアダプター60 for M48」のリングと交換することで、54mm径のメスネジ式天体望遠鏡アクセサリーに接続可能。これにより、35mm判フルサイズのイメージセンサーやデュアルチップ搭載のCMOSカメラ使用時にケラレを軽減できるという。

カメラアダプター60 for M48

ネジ仕様

  • 鏡筒側取付ネジ:60mm P=0.75mm
  • アクセサリー取付ネジ(内側):56mm P=0.75mm
  • カメラ側取付ネジ:48mm P=0.75mm

対応鏡筒

接眼部に60mmネジを装備したビクセン製鏡筒の全機種

外形寸法

φ77×18mm
※突起部を含む場合φ約110×18mm

重さ

81g

価格

1万6,500円

M54リング

ネジ仕様

  • アクセサリー取付ネジ(内側):56mm P=0.75mm
  • カメラ側取付ネジ:54mm P=0.75mm

対応パーツ

カメラアダプター60 for M48
※直焦ワイドアダプター60DX・直焦ワイドアダプター60には未対応

外形寸法

φ68×12mm

重さ

23g

価格

5,500円

本誌:佐藤拓