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全域F4・広角300mmスタートの「Sigma 300-600mm F4 DG OS|Sports」
白鏡筒を採用 新装備「ファンクションリング」も
2025年2月24日 14:05
株式会社シグマは、スポーツ撮影などでの使用を想定したプロ向けの望遠ズームレンズ「Sigma 300-600mm F4 DG OS|Sports」を4月に発売する。参考価格は142万7,800円。LマウントおよびソニーEマウントを用意する。
35mm判のイメージサークルに対応する望遠ズームレンズで、既存の600mm F4と遜色のない性能をズームレンズにしたいう。600mm F4の表現力に、広角端300mmまでの自由度を加えたとする。Sportsラインのフラッグシップと位置づける。
シグマのレンズ製品として珍しく、ボディに白色の遮熱塗装を採用。素材はマグネシウム合金。レンズフードにはカーボンファイバーを使用する。
レンズ構成は21群28枚。FLDガラス6枚、SLDガラス1枚に加え、異常分散ガラスや高屈折率ガラスなど採用する。色収差などの諸収差をズーム全域で徹底的に補正したという。
フォーカス駆動にはリニアモーターHLAを採用。光学パワー配置の見直しや硝材を最適化したことで、フォーカス群の軽量化を図った。
手ブレ補正アルゴリズムはOS2。専用設計のアクチュエータに加え、高精度センサーを備えた駆動ユニットを搭載したとする。補正効果は焦点距離600mmで5.5段分。流し撮り用のモード2では、カメラの縦位置・横位置にかかわらず、上下左右斜めの動きに対する補正を行う。
新たにファンクションリングを採用。フォーカスプリセットやパワーフォーカスモードの選択などが行える。前者はあらかじめ登録したフォーカス位置への移動、後者は一定速度でのフォーカシングを可能にするもの。
アルカスイス互換形状の三脚座も備えている。回転機構にはベアリングを採用。90°ごとのクリック機構も利用できる。
後部にドロップインフィルターを搭載。40.5mm径のフィルターを装着できる。さらに、装着したまま可変操作が可能なドロップインサーキュラーPLフィルターとドロップイン可変NDフィルターを用意する。
- レンズ構成:21群28枚(FLDガラス6枚、SLDガラス1枚)
- 絞り羽根枚数:13枚(円形絞り)
- 最小絞り:F22
- 最短撮影距離:280cm(広角端)、450cm(望遠端)
- 最大撮影倍率:1:6(焦点距離470mm時)
- フィルター径:φ40.5mm(リア)
- 外形寸法:φ167×467.9mm
- 質量:3,985g