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RODEからビデオスイッチャー「RODE Caster Video」が登場
最大6系統の映像入力をサポート 「Wireless GO II」なども接続可能
2024年12月18日 11:28
RODE Caster Video
「RODEキャスター」シリーズと同等のオーディオミキサー機能を搭載したビデオスイッチャー。HDMI入力とXLRコンボジャック入力を備える。価格は19万300円。
HDMI端子とUSB Type-C端子を組み合わせることで、最大6つの映像ソースが入力可能。最大4系統のHDMI入力に対応し、1,920×1,080pまでの映像信号が入力できる。
USB Type-C端子(1番・2番)は、映像出力に加えて、PC音声の入出力にも対応。加えてUSB Type-C端子(1番)ではPCへの映像出力も可能で、OBSなどの配信ソフトウェアにおける映像ソースとして利用できる。
メインミックスに加え、ヘッドホン、USB出力、Bluetooth出力など、各出力に対して入力ソースごとの出力レベルを個別に調整可能。これにより、ループバックを防ぐミックスマイナスの設定や、必要な音声のみを送る設定など、柔軟な音声ミキシングに対応する。USB Type-C端子(4番と5番)はUVC(USB Video Class)をサポート。例えばWebカメラの入力などが行える。
アナログ音声入力として、XLR/フォーン端子対応のコンボジャックを2系統搭載。最大9系統の音声入力に対応し、端子ごとに+48Vファンタム電源のオン/オフが切り替えられるため、ダイナミックマイクからコンデンサーマイクまで、幅広い種類のマイクに対応。さらに、フォーン端子を使用することで、楽器からの音声入力も行える。
さらに、Gigabit Ethernet対応のRJ45端子とWi-Fi 6対応の無線LANアンテナを搭載。PCから配信プロファイルを設定することで、本体からの直接ストリーミングも可能となっている。
PCアプリ「RODE Central」を使用することで、本体の操作や設定変更、画面構成やプリセットの作成、オーディオミキサーの管理、ファームウェアアップデートなどに対応する。Wi-Fi経由で本機を操作することも可能。
この他の特徴として、音声ソースの入力をもとに、映像ソースを自動で切り替えられる「オートスイッチング」機能、独自開発の超低ノイズ・ハイゲインプリアンプ「Revolution Preamps」を搭載。コンプレッサー、ノイズゲート、ハイパスフィルターなどの各種調整も加えられる。
加えて、「Wireless PRO」や「Wireless GO II」などの送信機を2台まで、ケーブルレスで接続できる。
映像仕様
- HDMI入力数:4(HDMI Type A/HDMI 1.4b)
- USB(UVC)入力数:最大2
- HDMI出力数:2(プレビュー、プログラム、マルチビューを選択可)
- 映像入力:1,920×1,080p(23.97、24、25、29.97、30、50、59.94、60)、1,920×1,080i(25、29.97、30)
- 映像出力:1,920×1,080p(24、25、30、50、60)
- ストリーミング:1,920×1,080p(23.97、24、25、29.97、30、50、59.94、60)
配信・録画仕様
- ストリーミング出力形式:RTMP(Ethernet/Wi-Fi)
- ストリーミング対応プラットフォーム:Youtubeライブ、Twitch、Facebook Live、X(Twitter)ライブ、カスタムサーバー
- 映像収録:H.264/AVC MP4
- オーディオ収録:WAV
音声仕様
- アナログオーディオ入力数:2(XLR/フォーン)
- ワイヤレスオーディオ入力数:2
- デジタルオーディオ入出力:USB×5
- アナログオーディオ出力:ヘッドホン出力×2(6.3mm 標準プラグ)
- プリアンプ性能:周波数帯域(20Hz〜20KHz)、入力ゲイン(最大76dB)
スイッチャー仕様
- 表示レイヤー数:9(プレビュー、プログラム)
- ダウンストリームキーヤー:2(オーバーレイ、ロゴ)
- クロマキーヤー:2(グリーン、ブルー)
- メディアプレイヤー:2
- メディアプレイヤーソース:microSDカードに保存
- Bluetooth:バージョン5.3(ステレオオーディオ入出力、電話音声入出力)