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プロ向けワイヤレスビデオモニター「SHIMBOL」がリリース

4K HDR対応のオンカメラタイプなど

オンカメラモニター M7

株式会社銀座十字屋 ディリゲント事業部は、「SHIMBOL(シンボル)」ブランド製品の輸入代理店業務を3月29日(金)から開始する。

SHIMBOLは、2017年に中国・深センにて設立。ワイヤレスビデオ伝送ソリューションおよび、モニターレコーダーなどを開発・製造するShenzhen ZO Video Technologyのブランド。

ユーザーフレンドリーなUIによる簡単セットアップとオペレーション、スマートフォンとの連携、汎用アクセサリーに対応するなどを特徴とし、写真・動画撮影、放送、配信などの分野において世界中で使用されているという。

なお、輸入代理店業務の開始に合わせて、同日より以下の製品を発売する。

M5

4K HDRビデオを表示可能な5.5インチ(1,920×1,080dpi)のタッチスクリーンカメラオンモニター。想定価格は税込3万1,240円。

3D LUT/4K HDMIに対応するほか、輝度1,200nit、コントラスト比1,g000:1のIPSスクリーン、視野角最大160度で、HLG方式に対応。

Rec.709カラースペースの100%をカバーするようにキャリブレーションされ、Delta Eは0.6、DCI 4K25または、UHD 4K30までの解像度をサポートする。

外形寸法は146.6×87.6×26.5mm。質量は278.5g。

M7

7インチ(1,920×1,080dpi)のタッチスクリーンディスプレイを搭載した4K HDMI HDRのオンカメラモニター。想定価格は税込6万6,880円。

輝度は2,000nitで、P3色域に対応。HDMIとSDIの入出力を備え、SDI入力からHDMI出力への変換が可能。

また、カスタム3D-LUTや多彩な撮影補助機能(波形、ヒストグラム、ベクタースコープ、フォーカスピーキングなど)を搭載する。

外形寸法は178.8×119.8×23.3mm。質量は455g。

Memory I

最大でDCI 4K25入力を表示し、3D LUTを適用した状態で1080p/60ビデオをキャプチャー可能なモニターレコーダー。想定価格は税込4万8,620円。

5.5インチ(1,920×1,080dpi)のタッチスクリーンディスプレイ、HDMI 2.0入力、エンベデッド・オーディオのモニタリングに使用する3.5mmヘッドホンジャックを備える。

対応ビデオ録画フォーマットは、MP4(1ファイルは3.85GB未満)。

輝度は2,000nitで、HDRおよび、3D LUT、luma波形、ベクタースコープ、ズーム、フォーカスピークなどの機能を搭載する。

外形寸法は146.6×87.6×26.5mm。質量は283g。

Memory I Pro

3D LUTを適用した状態でDCI 4K25 HDMIまたは、1080p/60 3G-SDIのビデオのモニタリングを可能とするモニターレコーダー。想定価格は税込7万9,420円。

178°の視野角、1,200:1のコントラスト比、2,000nitの明るさを備えた5.5インチ(1,920×1,080dpi)のHDMI&3G-SDIタッチスクリーンを搭載。

HDMI入出力と3G-SDI入出力、デバッグ用のUSB Type-Cポート、エンベデッドオーディオのモニタリング用3.5mmヘッドホンジャック、オンボード録画用のSDカードスロットなどを備える。

Memory 7 Pro

オンカメラモニター「M7」に録再生機能を搭載したモニターレコーダー。想定価格は税込8万5,580円。

輝度は2,000nitで、P3色域に対応。HDMIとSDIの入出力を備え、SDI入力からHDMI出力への変換が可能。

また、カスタム3D-LUTや撮影補助機能(波形、ヒストグラム、ベクタースコープ、フォーカスピーキングなど)などのM7の基本性能に加え、最大1080p60のHDMIおよび、SDI信号を直接SDカードに記録可能。

外形寸法は178.8×110.8×20.3/28.3mm。質量は455g。

ZO600MS

3D LUTを適用した状態で、最大1080p60の表示・録画が可能なワイヤレスモニターレコーダー。想定価格は税込8万8,440円。

5.5インチ(1,920×1,080dpi)のタッチスクリーンディスプレイを搭載し、3G-SDIとHDMIの入出力を搭載。

送信機または、受信機として動作し、SHIMBOLのワイヤレス送受信機との互換性だけでなく、iPhoneやiPadへの送信にも対応する。

輝度は2,000nit、コントラストは1200:1。

外形寸法は147.8×88.8×28.35mm。質量は330g。

ZO1000

ジンバルやミラーレスカメラ、DSLRカメラリグを使用して1080p60までの無線ビデオ伝送を利用できるSDI/HDMI無線ビデオシステム。想定価格は税込6万6,220円。

送信機(ZO1000-TX)は、HDMIとSDI入力に対応。受信機(ZO1000-RX)は、SDI、HDMIおよび、USB Type-C UVC出力を装備する。

伝送距離は、視界内での最大約300m。埋め込みオーディオ、AES暗号化など特徴としており、低遅延80msを実現する。

送信機(ZO1000-TX)は、2台目の受信機(ZO1000-RX)やiOSデバイスと組み合わせることが可能。

受信機(ZO1000-RX)のUSB Type-Cポートは、サードパーティのプラットフォームを使用したライブストリーミングのためにPCとの接続に対応する。

各ユニットは、USB Type-Cまたは、NP-F(Lシリーズタイプ)バッテリーを電源として動作する。

また、送信機・受信機の単体モデルも用意する。想定価格は税込3万4,100円。

ZO600S

ビデオ収録時にワイヤレスモニタリングを可能にするSDI/HDMIワイヤレス映像伝送システム。想定価格は税込5万9,180円。

SDI(BNC)および、HDMI入出力を装備し、見通しが良い約180mの範囲内で、最大1080p60の映像が伝送できる。

USB Type-C入力または、NP-F(Lシリーズタイプ)バッテリーで駆動する。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。