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富士フイルムのメタバース「House of Photography」、デザイン会社が設計意図など解説

株式会社船場は、富士フイルム株式会社が運営するWebメタバース「House of Photography in Metaverse」において、空間デザインおよび、アバター、プロモーション動画の制作を担当したと発表した。

「House of Photography in Metaverse」は、2024年2月22日(木)に一般公開された写真愛好家向けWebメタバース。デジタルカメラのショールームやギャラリー、交流スペースなどを備えているのが特徴。

同社によると、建築デザインは写真フイルムとカメラレンズをモチーフに設計。レンズを通して感じている喜びや楽しさを想起させ、仮想空間内でのバーチャル体験への期待感をふくらませる演出を用意したという。

また、「エントランスホール」「ギャラリー」「アリーナ」「コミュニティエリア」「X/GFXショールーム」などの空間デザインにおいては、リアル空間の設計プロセスを基盤とした導線設計を採用。

さらに、マテリアル選定やライティングの調整により、回遊しやすく、没入感のあるリアリスティックな空間を創り上げた。

なお、GCT JAPAN株式会社および、株式会社Urthと共にメタバースを制作しており、GCT JAPAN株式会社がプロジェクト全体企画および、導入支援を担当。株式会社Urthがプラットフォームとして、メタバースサービス「V-air」を提供している。

フイルムのパーフォレーションを連想させる外観
カメラレンズの絞りをモチーフにデザイン
飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。