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AI追従機能を搭載したペイロード最大2.5kgのジンバル「SCORP 2」

株式会社ロア・インターナショナルは12月27日(水)、FeiyuTechのジンバル「SCORP 2」を発売した。税込価格は単品が5万9,900円、拡張モジュールが付属するコンプリートパックは6万9,900円。

ジェスチャーで被写体追従や撮影開始などの操作が行える「AIトラッキングモジュール」を搭載するジンバル。最大ペイロードは2.5kgでミラーレスカメラやデジタル一眼レフカメラでの運用に対応する。このたび国内での発売が決まった。

世界初だというAIトラッキングモジュールにより、セルフ撮影に加えて、定点カメラとして子どもやペットと遊んでいる姿をカメラマンなしで撮影できるとしている。ジンバル本体にジェスチャーすることで追跡開始/終了、シャッター、撮影開始/終了、カスタムフレーミングなど操作可能。

AIトラッキングモジュールは2024年1月中旬から先行販売を予定する小型ジンバル「SCORP-Mini 2」にも搭載する。

ハンドルは従来モデル「SCORP」同様にスリングハンドルを搭載。地面ギリギリからのローポジション撮影に対応。スリングハンドル部分には、折りたたみ式のスタンドを備え、三脚なしで自立可能。底面には1/4インチネジ穴を備える。

そのほか、新開発のクイックリリースプレートにより、縦横の切り替えが容易になった。取り付けはアルカスイス互換。

操作は、物理ボタンのほか、タッチ操作に対応した1.3インチパネルを搭載。マジックホイールにより左右、上下、回転の3軸回転コントロールに対応する。フォーカス調整やパラメーターの設定にも割り当てられる。

主な仕様

  • チルト軸レンジ: +200° 〜-120°
  • ロール軸レンジ:+245° 〜-75°
  • パン軸レンジ:360°
  • ペイロード(積載荷重):2,500g
  • バッテリー容量:2,500mAh
  • 連続稼働時間:約13時間
  • 使用温度範囲:-10°〜45°
  • 外形寸法:250×152×306mm(ジンバル展開時)
  • 重量:1,070g
本誌:佐藤拓