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DJI、プロ向けシネマカメラ「Ronin 4D」に8K対応モデル

DJIは12月14日(木)、プロ向けシネマカメラ「Ronin 4D-8K」を発表した。ジンバルカメラ、レンズ、モニターなどをセットにしたRonin 4D-8Kコンボの価格は税込181万820円。

「Ronin 4D」は、カメラ部やレンズ、モニター、伝送システム、フォーカスシステムなど各種アクセサリーをモジュール式で組み合わせられるシネマカメラプラットフォーム。今回、その撮影部分を担うジンバルカメラを、8K/60fpsと4K/120fps記録に対応する「Zenmuse X9-8K」に刷新した。

なお、Zenmuse X9-8Kは単体でも発売しており、従来の6K対応モデル「DJI Ronin 4D-6K」に対してもジンバルカメラ部を付け替えて使用できる。単体価格は税込44万円。

Zenmuse X9-8Kは35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載。デュアルネイティブISOに対応し、最大14.7ストップのダイナミックレンジを持つ。DJI シネマカラーサイエンスを搭載しており、複雑な照明条件下においても“人の目が感じる色鮮やかさをそのまま鮮明に再現”するという。

9ストップのNDフィルタ―(ND2~ND512)を内蔵。内部モーターにより迅速な切替に対応するほか、Ronin 4Dのカラーサイエンスにマッチする設計としている。

マウント部はDLマウント(標準)を採用。ソニーE、L、M、PLマウントへの交換にも対応(Webサイトに対応レンズ表あり)。LiDARフォーカスシステムにより、マニュアルレンズでもオートフォーカスや自動マニュアルフォーカス(AMF)機能が使える。

Ronin 4D-8Kコンボには、Ronin 4D本体、Zenmuse X9-8K ジンバルカメラ、DJI DL PZ 17-28mm T3.0 ASPHレンズ、PROSSD 1TB、PROSSDマウント、ハンドグリップ、トップハンドル、高輝度メインモニター、TB50 インテリジェント バッテリー、LiDAR レンジファインダー、DJI Ronin 4D RAWライセンスキーなどが同梱される。

本誌:宮本義朗