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RODE、32bitフロート録音に対応した「ワイヤレスプロ」
最長260mの伝送距離 ラベリアマイク端子をロックコネクタに
2023年10月23日 17:09
銀一株式会社は、RODEブランドのワイヤレスマイク「ワイヤレスプロ」を10月27日に発売する。価格は税込6万8,200円。
最長260mの伝送距離、32bit floatで40時間以上のオンボード録音、タイムコード出力による音声と映像のシームレスな同期、ラベリアマイク用端子にロック式コネクタを採用するなど、高音質録音だけではなく、プロフェッショナルの現場で活用できる機能を備える。
デュアルチャンネル対応の受信機1台と、マイク内蔵の送信機2台によるワンパッケージキット。各送信機から出力されたデータを1つにまとめる「マージモード」と別々のチャンネルに録音する「スプリットモード」を搭載。また、同社のワイヤレスマイク「ワイヤレスゴーII」「ワイヤレスミー」との互換性も持ち、それぞれの送受信機との組み合わせでも使用できる。
送受信機間の伝送には、RODEのシリーズIV 2.4GHzデジタル伝送と128bit暗号化によるニアゼロレイテンシーコーデックを採用。
接続方法は3.5mmのTRSのほかUSB Type-Cによる出力に対応。カメラ製品のほかスマートフォンやPCなどでも利用できる。
各送信機には32GBの内蔵メモリーを搭載し、単体でのオンボード録音に対応。受信機と接続していない状態でも録音ができるため、音声伝達の不具合が発生した際のバックアップとして活用できる。
またオンボード録音では32bitフロートで40時間以上の録音が可能となる。収録時のゲイン調整が不要となるほか、編集で調整できるため、音割れが回避できるという。
そのほか、入力ゲインを適切に調整する「ゲインアシスト機能」や、入力音声を-10dB下げたバックアップ機能を出力する「セーフティチャンネル機能」を備える。
3.5mmのTRSとUSB-C端子からLTC形式でタイムコード出力が可能。ミラーレスカメラなどタイムコードをメタデータに保存できない機器にも対応する。
バッテリーは最大7時間の駆動に対応。送信機にモニターを設け、受信状況やバッテリー残量の確認ができる。付属の充電通信ケース「チャージケースプロ」は最大2回までのフル充電に対応する。
送信機(TX)
- 形式(内蔵マイク):コンデンサー(プリポラライズド)
- ポーラパターン(内蔵マイク):全指向性
- 周波数特性(内蔵マイク):20Hz-20kHz
- 最大入力音圧(内蔵マイク):123.5dB SPL
- 等価雑音レベル(内蔵マイク):22dBA
- S/N比(内蔵マイク):72dB
- アナログ入力端子:3.5mm TRS ロック式コネクター
- 内部メモリ容量:32GB
- ビット深度(オンボード録音):32bit float
- サンプルレート(オンボード録音):48kHz
- PC接続端子:USB Type-C
- 外形寸法:2×4.4×4.6cm
- 重量:35g
受信機(RX)
- アナログ出力:3.5mm TRRS(3.5mm TRS出力にも対応)
- アナログ入力:3.5mm TRRS
- デジタル出力:USB Type-C
- 外形寸法:2×4.4×4.6cm
- 重量:36g
チャージケース プロ(充電ケース)
- バッテリー容量:4,200mAh(送受信機フル充電2回分)
- 電源:5V/3A(USB Type-C接続)
- 充電時間:約2.5時間
- 充電電流:2A(最大)
- 外形寸法:8.2×10.1×7cm
- 重量:177g(ケースのみ)