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フォクトレンダー、富士フイルムX用の中望遠MFレンズ「NOKTON 50mm F1.2」。11万円

株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「NOKTON 50mm F1.2 X-mount」を9月に発売する。希望小売価格は税込11万円。

富士フイルムXシリーズのイメージセンサーに最適化した光学設計を採用する大口径MF中望遠レンズ。APS-CフォーマットのXマウント機で35mm判換算75mm相当の画角を得られる。全長49.0mm・質量290g・フィルター径58mmのコンパクトなサイズ感を特徴としている。

電子接点を搭載し、Exif情報、フォーカスチェック、撮影距離連動表示を利用可能。対応するカメラボディとの組み合わせでは、ボディ内手ブレ補正やパララックス補正も使える。通信に非対応のXシリーズカメラにおいても、レンズ無しレリーズを「許可」にすることで絞り優先AEで撮影できる。

レンズ構成は8群9枚。全て球面レンズで構成している。ゾナータイプをベースとした設計で、明るさを確保しつつ後玉が小さくなることでマウントに収めやすくなり、レンズ全長を短くできたという。絞り羽根は12枚。最短撮影距離は0.39m。

描写の傾向は「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」を継承。フォーカス方式は全体繰り出し。絞り開放では少し柔らかい描写が得られ、数段絞り込むとシャープな描写力を発揮するとしている。

外形寸法はφ63.9×49.0mm。質量は290g。フィルター径は58mm。専用のねじ込みフードが付属する。

付属のねじ込みフード
フード装着例
NOKTON 50mm F1.2 X-mount 製品紹介
本誌:鈴木誠