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エプソン、一部インクカートリッジの仕様変更を予告。電子部品の都合で

従来品(左)と変更品(右)の一例。エプソンのWebサイトより

エプソンは3月16日、インクカートリッジの一部商品を仕様変更して4月20日に発売すると発表した。使用する電子部品が入手できなくなり、継続生産が困難な状況になったことによる対応。2月にも同様の変更がアナウンスされた。

対象となる製品は次の通り(従来型番→変更型番)。対象製品のパッケージやインクケースのラベルには、型番変更についての注意事項が記載される。従来品と変更品は同時に使用できるという。

50番(ふうせん)

・ライトシアン:ICLC50→ICLC50A2
・ライトマゼンタ:ICLM50→ICLM50A2
・6色パック:IC6CL50A1→IC6CL50A2
(セット内容のライトシアンとライトマゼンタが変更)

なお、2006年発売の「PM-A820」「PM-A920」「PM-G850」「PM-D870」「PM-G4500」では上記の仕様変更品が使えないため、これらで使用可能なインクカートリッジをエプソンダイレクトショップ限定で販売するという。

61番(ペン)

・ブラック:ICBK61→ICBK61A1

62番(クリップ)

・4色パック:IC4CL6162A→IC4CL6162B
(セット内容のブラックがICBK61A1に変更)

65番(糸)

・4色パック:IC4CL6165A→IC4CL6165B
(セット内容のブラックがICBK61A1に変更)

ブラックインク「ICBK61A1」の変更点は次の通り。
・カートリッジの外装(インクケース)が半透明に変更
・新規装着時に、インク残量が満充填と表示されない(印刷品質や印刷可能枚数に変更はない)
・インク残量が限界値を下回ると「インクカートリッジを正しく認識できません」と表示される
・インク残量少時のメッセージ(インクが少なくなりました)が表示されない

本誌:鈴木誠