エプソン、一部インクカートリッジの仕様変更。電子部品が入手困難のため

変更品のパッケージ例。パッケージや本体ラベルに仕様変更の注記がある

エプソン販売株式会社は9月14日、インクカートリッジの一部商品を仕様変更すると発表した。使用する電子部品が入手できなくなり、継続生産が困難な状況になったことによる対応だという。3月にも同様のアナウンスをしていた。変更品のカートリッジは10月12日以降に発売される。

変更されたカートリッジは、ドライバー画面でのインク残量メッセージが変更となる。インクが少なくなった際のアナウンスがなくなり、残量が限界値に達したときに「インクカートリッジが正しく認識できません」というメッセージが表示される。

従来品

変更品

今回の変更に伴い、インクカートリッジ1個あたりの印刷可能枚数は約4.6％の減少になるという。そのため、価格を変更することで1枚あたりの印刷コストが従来品と変わらないように調整するとしている。直販価格（税込）は単品が2,670円から2,547円に、9色パックが2万2,770円から2万1,720円となる。

従来品と変更品のインクカートリッジも混在してプリンターにセット可能だという。

変更後の型番

※従来型番→変更型番

• フォトブラック：ICBK79→ICBK79A1
• マットブラック：ICMB79→ICMB79A1
• シアン：ICC79→ICC79A1
• ビビッドマゼンタ：ICVM79→ICVM79A1
• イエロー：ICY79→ICY79A1
• ライトシアン：ICLC79→ICLC79A1
• ビビッドライト マゼンタ：ICVLM79→ICVLM79A1
• グレー：ICGY79→ICGY79A1
• ライトグレー：ICLGY79→ICLGY79A1
• 9色パック：IC9CL79→IC9CL79A1