ニュース

【CP+2023】レトロデザインや直方体スタイルなど、ユニークなストロボが並ぶ

可愛さで人気だという「Lux Senior」(KPIブース)

CP+2023の会場ではストロボの新モデルも目に付いた。ここではユニークなモデルを紹介する。

レトロな外観が特徴のGODOXストロボ

ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)のブースではGODOXのストロボを一堂に展示していた。

「Lux Senior」は1960年代の機材をイメージしたというモデルで、発売済み。一般的なクリップオンストロボと写りが異なり、発光管からのダイレクト光とリフレクターによる反射光が混じって、ビューティーディッシュを使ったときのような描写になるという。

使用時の状態
収納状態

TTLオート機能は非搭載で、外光オート機能を搭載する。そのため多くのメーカーのカメラで使用可能。またマニュアルでの発光も可能。収納状態ではコンパクトになる。

同じシリーズで1980年代デザインというのがより小型の「Lux Junior」。こちらもバウンスはできず直射のみ。外光オート機能とマニュアル発光機能を搭載している。

いずれのLuxシリーズも多色展開するが、ブラック以外は受注販売となる。

また「GODOX V1」といった丸形ヘッドに装着できるプロジェクターアタッチメント「AK-R21」も展示していた。近日に発売する。価格は未定。

ポジフィルムをセットすることで、その映像を投影できる仕組み。写真の背景に効果として映すといった用途がある。本体にも効果用のフィルムが付属するほか、60種類をセットにしたフィルムパックもラインナップする。

フィルムホルダー
別売のフィルムセット

ニッシンジャパンは四角いストロボを展示

ニッシンジャパンのブースには直方体の薄型ストロボ「MG-X」が展示されていた。2022年12月に発売済み。

出力82.7Wsのバッテリー式モノブロックストロボで、無線コントロールシステム「NAS」に対応している。マグネットを内蔵しており、複数台を連結して使用できる。

バッテリーは14500型リチウムイオン充電池

応用例として、水しぶきを止めて写す場合にMG-Xを複数台使えば、光量を稼ぎながらも閃光時間を短くできるメリットがあるとのこと。MG-Xはモノブロックストロボとしては小型で、閃光時間が比較的短い。大光量のストロボを使ってしまうと、閃光時間が長くなり水しぶきがブレてしまう。

そのままSブラケットに装着できるほか、マグネットでスタンドに着脱できるシステムも参考展示していた。

Sブラケットへの装着例
マグネットで雲台に付けられるようにしたもの
2台搭載して傾けても落ちない
ラバーのプロテクターも別売で用意する

金属筐体になった小型ワイヤレスストロボ

銀一のブースにはLightPix Labsの新型ストロボ「Flash Q M20」が並んでいた。2月末に発売する。

写真はソニー用

従来モデルの単3電池2本によるワイヤレスストロボというコンセプトは変わらず、新たにボディが金属製になり耐久性が増した。加えて操作ボタンがバックライト仕様になった。

TTL非対応のマニュアル発光モデル、ソニー用のTTL対応モデル、富士フイルム用のTTL対応モデルの3機種をラインナップする。価格はマニュアル発光モデルが税込2万3,100円、TTL対応モデルは同2万5,850円となっている。

分離するとワイヤレスで発光ができる

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。