ニュース

ニコン、「スピードライトSB-500」を生産終了へ

「スピードライトSB-5000」は再度の一時受注停止に

左から「スピードライトSB-500」「スピードライトSB-5000」

ニコンは1月27日、スピードライト2製品についての生産および受注に関する発表を行った。「スピードライトSB-500」は生産を終了、「スピードライトSB-5000」は一時受注を停止する。

「スピードライトSB-500」が生産中止へ

2022年8月より部品供給の遅延のために受注をストップしていた「スピードライトSB-500」だが、今回、生産終了が告げられた。理由は部品供給のめどが立たないため。

「スピードライトSB-500」は、2014年発売のクリップオンストロボ。小型ボディながら上下左右方向へのバウンス発光が可能で、さらに当時としては比較的光量の大きな内蔵LEDが印象的だった。

スピードライトSB-500

現行ニコン製品で「スピードライトSB-500」に近しいサイズ感で上下左右バウンス発光、かつLED搭載、電池込み200g台の製品は確認できない。強いていえばGN約18、バウンス発光上方向のみ、電池込み約119gの「スピードライト SB-N7」が思い浮かぶが、これはNikon 1 Vシリーズ用だ。

再び受注停止に……「スピードライトSB-5000」

「スピードライトSB-5000」は、2016年3月に発売されたクリップオンストロボ。同社初の「電波制御アドバンストワイヤレスライティング」に対応するなど、ストロボの電波接続環境を推し進めた製品のひとつだ。当時の対応カメラは「D5」「D5000」だった。

その「スピードライトSB-5000」は、部品供給難から一時受注停止の憂き目にあったものの、2022年8月に受注を再開。しかし今回、再び一時受注中止の措置を受けた。部品供給の遅延によるものという。

スピードライトSB-5000
本誌:折本幸治