ニュース

富士フイルム、GFXシステムを活用した撮影企画書を募集。大賞には制作費1万ドル相当を支援

富士フイルムは、クリエイターの制作活動サポートを目的とした助成金プログラム「GFX Challenge Grant Program 2022」を開催している。期間は11月30日(水)まで。

ラージフォーマットのミラーレスカメラシステム「GFXシステム」を活用した撮影企画書を募るプログラム。大賞(5名)には1万ドル相当、優秀賞(10名)には5,000ドル相当の助成金が贈られるほか、作品制作に使用する機材として、GFXシステムカメラボディ1台とGFレンズ2本を無償で貸与する。

企画内容について、静止画/動画は不問。応募資格を満たしていれば、プロ/アマも不問となっている。受賞者が制作した作品は、Webサイトで紹介するほか、「フジフイルム スクエア」で開催する本企画の写真展にて展示される。

撮影企画書の募集はグローバルで展開。同一条件で審査するため、共通言語を英語としており、企画書についても英語で作成する必要がある。なお、日本語を併記して補足することは可能としている。

第1次選考は2022年12月1日~2023年1月6日を予定しており、応募地域ごとの富士フイルム拠点で審査を行い、各地域で15作品(計45作品)が選ばれる。第2次選考は1月16日~1月31日で、オンライン面接(日本国内は日本語)も実施。各地域から5名(計15名)が最終選考に進む。最終選考期間は2月1日~2月28日を予定している。受賞者は、2023年8月31日までに撮影プロジェクトを完了し、完成した作品を富士フイルムに提出する。

応募は、同社Webサイトの応募フォームから申し込む。企画書のフォーマットはフリーだが、「撮影企画」「目的」「評価指標」「コミュニケーション」「富士フイルム・パートナーシップ」「スケジュール」「予算」の各項目に言及する必要がある。

選考基準は次の通り(引用)。

選考基準
本プログラムは、以下の基準で選考を行います(各20%)。
1.プログラムの目的と撮影プロジェクトの関連性、および応募者の応募基準への適合性
2.撮影企画の内容における、GFXシステム使用の妥当性
3.プロジェクトの創造性と独自性
4.実現性・実行性(プロジェクトの実現可能性、全体の予算規模、プロジェクトが概要通りに完了する可能性)
5.応募者の経歴、写真・ビデオ撮影の経験と能力

本誌:宮本義朗