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ソニーα7 IVがアップデート。ロスレス圧縮RAWでL/M/Sサイズを選択可能に

ソニーは8月24日、ミラーレスカメラ「α7 IV」(ILCE-7M4)のソフトウェアアップデートを提供開始した。バージョン番号はVer.1.10。

ロスレス圧縮RAWで、画像サイズをL・M・Sから選択できるようになる。Lサイズは非圧縮RAWと同等画質のままファイルサイズを削減できるとしており、M・Sサイズは記録画素数が少なくなるため、RAWデータをより軽く扱えるという。

フラッシュ撮影時のシャッタースピード(P/Aモード時)やISO感度(P/A/S/Mモード時)を、フラッシュ撮影設定登録でフラッシュの発光時/非発光時のそれぞれで登録できるようになった。光線状態が頻繁に変わるウェディング撮影など、フラッシュ有無の切り替えが必要なシーンで有効としている。

タッチシャッターは、背面モニターでの撮影時に使える機能。モニター右上にタッチシャッターアイコンが表示されている状態で被写体をタッチすると、フォーカスが合ったところでシャッターも切れるという。

なおVer.1.10への更新は、必ずVer.1.05にアップデートしたうえで実施するよう案内している。

Ver.1.10の更新内容(引用)

1.RAW記録方式のロスレス圧縮で画像サイズが従来のLサイズに加えてMサイズとSサイズが選べるようになりました。
2.フラッシュ撮影時のシャッタースピードとISO感度の設定値が保持できるようになりました。
3.タッチシャッターに対応しました。
4.瞳AFの精度を向上しました。
5.動画ファイル内のメタデータにカメラのシリアル番号が記録できるようになりました。
6.Wi-Fi接続の操作性を向上しました。
7.モニター自動OFF時間の"1分"を追加しました。
8.EVFの表示が、周囲の明るさに合わせて明るくならない場合がある事象を改善しました。
9.動作安定性を改善しました。

本誌:鈴木誠