ニュース
キヤノンEOS R3がVer.1.2.0に。ドライブモード「カスタム高速連続撮影」、タイムラプス動画撮影など追加
2022年7月22日 13:30
キヤノンは7月22日、ミラーレスカメラ「EOS R3」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.2.0。
ドライブモード「カスタム高速連続撮影」の追加や、タイムラプス動画が撮影可能になるなどの機能向上を含むアップデート。使用説明書も改訂されたため、新ファームウェアとあわせてダウンロードするよう案内している。
「カスタム高速連続撮影」は、ドライブモードに新設。約195~30コマ/秒の速度で、50~2枚の画像を連続撮影できるという。使用説明書によると、撮影は電子シャッターで行われ、シャッター速度、絞り値、ISO感度などは1コマ目で固定。1/30秒より遅いシャッター速度は設定できないとしている。
タイムラプス動画は、撮影間隔、撮影回数、4KまたはフルHD記録を選択可能。自動露出について「1枚目固定」もしくは「毎フレーム更新」が選べる。
変更内容は次の通り(引用)。
Ver.1.2.0の変更内容
1.ドライブモードに『カスタム高速連続撮影』を追加しました。約195~30コマ/秒の速度で、50~2枚の画像を連続撮影できます。ファームアップ後に本機能を使用する際は、カスタム機能の[ドライブモードの限定]の画面で[カスタム高速連続撮影]にチェックを付けてください。
2.『ハイフレームレート』に『FHD 239.76fps/200.00fps』を追加しました。
3.『フォーカスBKT』撮影時に『深度合成』ができるようになりました。また、ストロボ(スピードライト EL-1など)を併用したフォーカスBKT撮影や深度合成撮影ができるようになりました。
4.タイムラプス動画が撮影できるようになりました。なお、タイムラプス動画撮影を開始する前にオートパワーオフ状態になっても、タイムラプス動画の設定が保持されます。
5.クラウドRAW現像機能を追加しました。最新の画像処理技術でRAW現像ができます。Canon Imaging App Service Plansのプラン購入が必要な有償サービスとなり、サービス開始は7月25日になります。
6.複数枚のHEIF画像を、まとめてJPEG画像に変換できるようになりました。
7.[操作ボタンカスタマイズ]に[静止画クロップ/アスペクト]を追加しました。割り当てたボタンでクロップ/アスペクトの切り換えができます。
8.FTPサーバーへの画像転送中にトリミング、リサイズができるようになりました。
9.802.1X認証/WPA2-Enterprise機能において、証明書フォーマット PKCS#12 に対応しました。
10.メカシャッター、電子先幕設定時に、電子シャッター音を鳴らすことができるようにしました。
11.動画電子ISを使用した動画撮影時に、画面周辺のブレ(歪み)の低減を図りました。広角レンズを使用した自撮りや歩き撮りなどで、映像が安定します。
12.静止画撮影時のメニューに[自動電源オフ温度:標準/高]を追加しました。
13.撮影画面表示設定を「なめらかさ優先」に設定していると、稀にErr70が発生することがある現象を修正しました。
14.軽微な不具合を修正しました。