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松島基地航空祭、写真撮影用の有料席は1万円×18席。使える機材は“全長70cm以内”+三脚

航空自衛隊は7月19日、航空自衛隊 松島基地で8月28日に実施する「松島基地航空祭」における有料観覧席の応募要領などについて発表した。応募受付は7月31日(日)の24時00分まで。

同件は、航空自衛隊が7月11日に「松島基地航空祭」の有料観覧席の詳細について発表するとしていたもので、このほど「写真撮影用有料観覧席(A席)」(1人1万円・18席)と「一般用有料観覧席(B席)」(1人5,000円・32席)の詳細が発表された。

防衛省では4月19日、令和4年度に開催する航空祭を対象に会場の一部に有料観覧席を設け、公募を行うと発表。令和5年度以降の航空祭などについて、有料化の本格化を目指すとしており、「松島基地航空祭」で設置する有料観覧席もその一環となる。

写真撮影用/一般用有料観覧席

「写真撮影用有料観覧席」は、大型の写真撮影用機材(全長70cm以内の望遠レンズおよび、三脚)の持ち込みが可能で、専用駐車場が利用できる。なお、観覧席は庁舎(2階建て)の屋上に設置。エレベーターはなく、階段での移動になるという。

「一般用有料観覧席」は、大型の写真撮影用機材(全長40cm以上の望遠レンズおよび、三脚)は持ち込めないが、専用駐車場は利用できるという。

なお、写真撮影用機材の全長とは、本体やレンズ(最大伸長時)および、フードの全てを合わせた長さを指す点に注意したい。

応募資格は小学生以上。小学生は、高校生以上の同伴者が必須。また、未就学児は有料観覧席の利用は不可となる。

同一者が応募できる上限枠は2名で、1組につき「写真撮影用有料観覧席(A席)」または、「一般用有料観覧席(B席)」のいずれかのみ応募が可能。重複応募は無効となる。1組とは代表者のみまたは、代表者と同行者を合わせたものを意味しており、代表者と同行者を入れ替えての応募は無効になるという。

応募は、航空自衛隊の当該ニュースリリースの「有料観覧席応募フォーム」を利用して行う。応募締切は、7月31日(日)の24時00分まで。当選者には、8月5日(金)までにメールにて通知を行うという。

なお、天候などの理由により全ての展示飛行が中止となった場合は、全額を払戻すとしている。

無料の観覧席も

有料観覧席の利用を伴わない令和4年度の松島基地航空祭への参加は、専用Webサイトを利用した応募制(応募期間:7月25日0時00分~8月7日24時00分)となっており、応募が多数の場合は抽選となる。入場は無料。

ただし、脚立、三脚、40cmを超えるレンズなどの撮影機材、ドローンなどの持ち込み・使用は禁止されている。

応募は1グループ最大5名で、1グループにつき1回の応募に限られる(応募する代表者を替えての複数応募は認められない)。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。