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千歳基地航空祭、大型の写真撮影機材も持ち込める有料観覧席を用意。1人1万円

“全長70cm以内の望遠レンズおよび三脚”

2019年度千歳基地航空祭の様子(航空自衛隊Webサイトより)

航空自衛隊は6月20日、航空自衛隊 千歳基地で7月31日に実施する「千歳基地航空祭」において、展示飛行の観覧に適した有料の観覧席を設けると発表した。「写真撮影用有料観覧席」(1人1万円・計50席)と「一般用有料観覧席」(1人5,000円・計70席)の2種類が用意されている。

防衛省では4月19日、令和4年度に開催する航空祭を対象に会場の一部に有料観覧席を設け、公募を行うと発表。令和5年度以降の航空祭などについて、有料化の本格化を目指すとしており、今回の有料観覧席の設置はその一環となる。

ここで注意したいのが、写真撮影用機材の制限だ。使える望遠レンズの長さと三脚の持ち込み可否が席によって異なる。千歳基地航空祭では、写真撮影用有料観覧席は「全長70cm以内の望遠レンズおよび三脚の持ち込みが可能」。一般用有料観覧席は「全長40cm以上の望遠レンズおよび三脚が持ち込み不可」となっている。無料エリアにおける対応はまだアナウンスされていない。

同様の先行例としては、6月5日に開催された航空自衛隊 防府北基地の「防府航空祭」において、過去の航空祭における大型の写真撮影用機材に関する苦情・トラブルなどを踏まえた対応として、無料観覧エリアへの持ち込み禁止物に「大型の写真撮影用機材(30cmを超えるもの)」(レンズフードの長さは除く)が追加された(三脚の持ち込みも不可)。

防衛省のWebサイトでは、千歳基地航空祭における有料観覧席の設置場所や座席配置図も公開されている。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。