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ニコン、中高生対象「2021年度TopEyeフォトコンテスト」の最高賞を発表

ニコンプラザ東京・大阪で入賞作品展も

TopEye賞:「秘密」竹末小晴さん(東京都)

株式会社ニコンイメージングジャパンは2月25日、同社が開催する「2021年度TopEyeフォトコンテスト」の審査結果を発表した。最高賞の「TopEye賞」には、竹末小晴さん(東京都立総合芸術高等学校2年)の「秘密」(4枚組写真)が選ばれた。

「TopEyeフォトコンテスト」は、中学・高校生を対象にしたフォトコンテスト。同社が1979年より発行している、写真部で活動する中学・高校生の写真生活応援マガジン「TopEye」にて毎年1回開催されている。2021年度は全国から約1,500点の応募があったという。TopEye賞(1作品)、準TopEye賞(1作品)のほか、入選(5作品)、佳作(10作品)、準佳作(20作品)が選出されている。

なお、本コンテストの入賞作品を展示する「2021年度TopEyeフォトコンテスト入賞作品展」がニコンプラザ東京・大阪のTHE GALLERYで開催される。期間は東京が3月22日から4月4日、大阪が4月21日~4月30日。

TopEye賞:「秘密」竹末小晴さん

講評(引用):写真家・藤岡亜弥氏

ファッションマガジンのようなポップさで、とても目を引く作品です。色使いも心地よく、縦の画面に独特のリズムがあります。なにより組写真としての構成が秀逸でした。セルフポートレートだそうですが、4枚目の写真は広がる青空と雲に未来を投影させるような美しさ。斜めの光と陰のコントラストが印象的な壁の前で2人がひそひそと話をしている2枚目の写真は、タイトルの「秘密」を暗示させます。

受賞のコトバ(引用)

TopEye賞を頂けてとても嬉しいです。女の子2人が写っている写真以外はセルフポートレートで、画角を決め、セルフタイマーをセットし何度も走り撮影を重ねました。通りすがりの子どもから馬鹿にされたり、苦笑いで見て見ぬ振りをされたり……今回、私自身を被写体にする事で、カメラを通して「自分」と向き合うことが出来たと思います。これからも写真を撮り続けていきます。本当にありがとうございました!

本誌:宮本義朗