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キヤノン7用の「CANON 50mm F0.95」をEOS Rシリーズに装着できるマウントアダプター。2.2万円

株式会社焦点工房は7月9日、オリジナルブランドSHOTENシリーズのマウントアダプター「L095-CR」を発売した。希望小売価格は2万2,000円(税込)。

1961年に発売されたキヤノンの大口径単焦点レンズ「CANON 50mm F0.95」をEOS Rシリーズボディ(RFマウント)に装着できるマウントアダプター。マウント面には真鍮素材を用いることで剛性を確保したとしている。なお、電子接点は備えていない。

CANON 50mm F0.95は、同じくキヤノンの距離計連動カメラ「7型」用の標準レンズの一つとして開発されたという製品で、5群7枚構成のガウスタイプとして設計されている。絞り羽根は10枚で、最小絞りはF16。最短撮影距離は1m。フィルター径が72mmと大きめとなっていることも特徴となっている。

本アダプターはCANON 50mm F0.95のバヨネット式レンズ固定に対応するほか、それ以外のライカスクリューマウント規格レンズも取り付けられる仕様。

ちなみに、キヤノンカメラミュージアムによると、「7型」はそれまでのVI型までのカメラで実現できなかった露出計が組み込まれているほか、35mmから135mmまでの交換レンズに対応したファインダー機構の採用、そしてCANON 50mm F0.95の装着への対応などを基本構想として設計されたカメラだったのだという。発売は50mm F0.95と同じく1961年となっている。

本誌:宮澤孝周