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OMデジタルソリューションズ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」で日本写真学会「技術賞」を受賞
2021年7月6日 17:00
OMデジタルソリューションズ株式会社は7月5日、マイクロフォーサーズ交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」が、2021年度日本写真学会学会賞の「技術賞」を受賞したと発表した。同学会は3月に受賞速報を配信し、7月2日にオンライン授賞式を行った。
日本写真学会「技術賞」は、写真および写真に関連する分野において、技術的に顕著な業績を上げた会員に贈られるというもの。本製品について受賞したのは、同社の開発部門に所属する村山恭二氏（製品開発）、細谷剛氏（光学開発）、田嶋智之氏（ELシステム）の3名。
同社は受賞理由について、「強力な手ぶれ補正技術と2倍テレコンバーター『MC-20』を組み合わせることで、最大2,000mm相当（35mm判換算焦点距離）の超望遠撮影を手持ちで撮影可能にしたこと」、「超望遠からマクロまで圧倒的な撮影領域を実現している点」などが評価されたとコメントしている。
M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROは、同社がM.ZUIKOレンズのフラッグシップとして位置づける超望遠レンズ。レンズ単体で35mm判換算300-1,000mm相当（内蔵の1.25倍テレコンバーター含む）の画角を有している。レンズ内とカメラボディ側の手ブレ補正を組み合わせると、シャッタースピード最高8段分の手ブレ補正効果が得られるとしている。2021年1月発売。希望小売価格は税込110万円。受注生産品。
なお、同じく2021年度の日本写真学会技術賞には、文化財デジタルアーカイブへの貢献として「4億画素ピクセルシフトマルチショット技術の開発」（富士フイルム 田中康一氏・楠本修也氏、富士フイルムソフトウエア 水澤哲也 氏）も選ばれており、2020年度は「画像処理技術による行動検知を活用したケアサポートシステムの商品化」（コニカミノルタ株式会社 新田和馬氏・一谷修司氏・将積直樹氏）および「3回屈曲魚眼光学系を用いた全天球カメラ『RICOH THETA Z1』」（株式会社リコー 佐藤裕之氏・藤屋隆明氏、リコーイメージング株式会社 鳥海裕二氏）が受賞している。
