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「FUJIFILM X-S10」がVer.2.00にアップデート。テザー撮影や、ジンバルからの動画撮影制御に対応

富士フイルムは6月30日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-S10」のファームウェアVer.2.00を公開した。新たにテザー撮影やジンバルからの動画撮影制御などに対応する。

詳細についてはX-S10 New Features Guide [Ver.2.00](PDF)を確認するよう案内している。

変更内容は次の通り(引用)。

Ver.2.00の変更内容

1.新たにテザー撮影に対応
お手持ちのパソコンに「Capture One」*1・「Tether Shooting Plug-in for Adobe® Photoshop® Lightroom®」・「FUJIFILM X Acquire」のいずれかをインストールし、「X-S10」を接続することでテザー撮影機能がご利用可能になりました。テザー撮影機能はUSBケーブル接続だけでなくワイヤレスネットワーク(Wi-Fi)接続経由でもご利用いただけます。

*1 「Capture One」は本日現在X-S10テザー撮影機能に対応しておりません。 Capture One はバージョンアップで対応予定です。

詳細はhttps://www.captureone.com/en/resources/tech-specs/camera-support-fujifilmをご参照ください。

2.USB通信による動画撮影の制御がジンバルから可能に
「X-S10」と、「X-S10」の本機能に対応したジンバルを組み合わせることで、動画撮影の開始・終了、動画撮影の露出条件(シャッタースピード、絞り、ISO感度、露出補正)の設定、マニュアルフォーカスのピント調整が制御可能になりました。Guilin Zhishen Information Technology Co., Ltd(ZHIYUN)が対応製品の提供を表明しております。

3.機能別ロックが可能に
セットアップメニューの操作ボタン・ダイヤル設定にロックが追加されました。ボタン・ダイヤルを個別にロックする「機能別ロック」機能がご利用可能になりました。ダイヤルやボタンの誤操作を防止できます。

4.TTLスローシンクロフラッシュ撮影時のシャッター速度改善
夜景をバックにしたフラッシュ撮影など、比較的長い露光時間が求められる撮影シーンにおいて、露出モードをシャッター速度オートにして(PもしくはA)TTLスローシンクロ撮影を行っても、シャッター速度が1/8秒よりも長くならない問題を修正しました。Pモード時最長4秒、Aモード時最長30秒で撮影いただけるようになります。

5.セットアップメニューの接続設定>情報表示にIPアドレス表示を追加しました。

6.FUJIFILM X Webcamをご使用の場合に選択いただくメニューが、「X WEBCAM」から「USB テザー撮影 自動」に変更になりました。 また、X Webcamご使用の際に、パソコン上に表示されるX Webcamの設定画面が使用できるようになりました。

7.フォーカスモード:MF、測光モード:スポットのときにフォーカスエリアを中央以外に移動させても、スポット測光がエリアに連動せず、常に中央固定になっている問題を修正しました。

8.ファイル名編集機能で特定のファイル名付けたときに画像がカメラで再生できない問題を修正しました。

9.その他軽微な不具合を修正しました。

本誌:鈴木誠