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PHOTONEXT 2021で気になったもの続報。Phottixのモノブロック形LEDライト、SIRUIのアナモルフィックレンズなど
2021年6月16日 13:11
フォトビジネスおよびプロフォトグラファーを対象としたイベント「PHOTONEXT 2021」が6月15日、パシフィコ横浜(Bホール)で開幕した。会期は6月16日(10時~17時)まで。入場は無料。
本稿では、会場内で気になった製品をいくつかお伝えしたい。
PhottixのLEDライト(株式会社SAEDA)
株式会社SAEDAは、同社が取り扱うライティング製品「Phottix」ブランドのブースを展開した。同ブランドのメインストリームとなる円形LEDライトの従来モデルから、今後展開予定の参考展示品まで豊富な製品群を紹介している。
モノブロックタイプのLEDライト「X160」が参考出品された。従来の円形・スクエア型のライトよりも光量をアップしたのが特徴で、3万7,000ルクスの明るさをもつ(仕様は変更の可能性あり)。光源が平面になっている円形・スクエア型のライトは、光の拡散性が高く柔らかい光を演出できるが、その反面、もう少し光量の強い製品が欲しいというユーザーも多く、その要望に応えて本製品の開発を進めているのだそうだ。ボーエンスマウントをあらかじめ備えており、ソフトボックスなどの対応アクセサリーを直接装着できるという。
モバイルLEDライトはサイズ展開を拡充。従来モデル「M200R RGB LIGHT」を中心に、小型化した「M5」「M100」、大型化した「M500」「M1000」を展開していく。いずれも演色性CRI96以上は変わらずに明るさが異なってくる。
スクエア型のLEDライトにも新モデルを投入する予定。「Nuada S3 II LED Light」は従来モデルから新たにリモコンでの遠隔操作に対応。色温度は2,500~8,500K(従来モデルは3,200~5,600K)に変更になるという。
業務用フォトプリンター「SureLab」シリーズの後継機(エプソン販売)
エプソン販売株式会社は、インクジェットプリンター「SureLab」シリーズの後継機を展示した。リリースは2021年内の予定としている。
従来モデルとの違いは自動両面プリントへの対応。簡易的なフォトブックであれば、自宅でも手早く作成できるという。また、PCとの無線接続にも対応予定。
インクは6色(ブラック、シアン、ライトマゼンタ、ライトシアン、マゼンタ、イエロー)で、環境に配慮したカートリッジレスタイプのインクパックを採用する。対応サイズはL判~A4まで。ロール紙のほかにカット紙にも対応した。
パイオテックの「アルミプリント」
特殊なコーティングを施したアルミ製メタル素材に染料ベースのインクを昇華転写するという「アルミプリント」を展開するパイオテック。同社によると、この2年間ほどで一般のユーザーにもアルミプリントを利用してもらう機会が増えてきたという。それに合わせて、よりカジュアルに飾ることができるウッドスタンドを製品ラインアップに追加した。
また、屋外用のメタルプリントも新たに展開中。通常のアルミプリントよりもUV対候性を強化しており直射日光下で展示するといった使い方も可能になったという。屋外アートのほか、企業広告などにも利用できると訴求している。
また、従来品はエッジの部分から塗装がはがれてきてしまうという課題があったという。それを解決するためにエッジ部分を少し丸く加工し、より耐久性を向上。順次導入していく予定としている。
同社公式Twitterアカウントにて、定期的にフォトコンテストを実施。一般の参加が増え、徐々に盛り上がりを増してきているという。
SIRUIのアナモルフィックレンズシリーズ(常盤写真用品株式会社)
常盤写真用品株式会社は、SIRUIのアナモルフィックレンズシリーズ「24mm F2.8 1.33X」「35mm F2.8 1.33X」「50mm F2.8 1.33X」の3本を展示。同シリーズに焦点距離75mmを追加して、2021年夏以降に展開予定だという。