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東京都写真美術館が6月1日より再開。企画展「新・晴れた日 篠山紀信」がスタート

2つのJPS展も同時開催

〈晴れた日〉1974年 東京都写真美術館蔵

東京都写真美術館で6月1日より企画展示「新・晴れた日 篠山紀信」がスタートする。会期は8月15日まで。

同館は東京都に発令された緊急事態宣言および同宣言の延長に伴い、5月31日まで臨時休館となっていたが、このほど再開が決定した。これにあわせて、5月18日より展示スタートを予定していた「新・晴れた日 篠山紀信」とJPS展2展示(第45回 2020 JPS展および第46回 2021JPS展)がはじまる。JPSの2展については、6月6日までに会期が変更されている。

新・晴れた日 篠山紀信

1974年に『アサヒグラフ』誌で連載され、後に写真集にまとめられた『晴れた日』の構造を継承し、2フロアを用いた2部制で展示内容を構成。60年間におよぶ篠山紀信氏の116作品を並べていくとしている。

第1部では同氏の初期活動時期となる1960年代から、『晴れた日』や1976年のヴェネチア・ビエンナーレに出品された『家』、その後の活動の原点となっていく1970年代までの主要な作品で構成。第2部では1980年代以降に写真集で発表された作品を中心に構成したとしており、バブル崩壊後から、現在に至るまでの東京の姿など、時代の変化を捉えた作品を紹介していくという。主な展示作品は「晴れた日」のほか、「誕生」、「家」、「TOKYO NUDE」、「THE LAST SHOW」、「ATOKATA」など。

JPS展

公益社団法人日本写真家協会による展覧会。第45回(2020年)および第46回(2021年)分が同時開催となる。一般応募部門の受賞作品と、会員による作品で構成される。

概要

所在地

東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内

開館時間

10時~18時
※木・金曜の夜間開館は休止
※入館は閉館時間の30分前まで

休館日

月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始および臨時休館

観覧料

・共通チケット:一般1,200円、学生950円、中高生・65歳以上600円
・「新・晴れた日 篠山紀信」のみ:一般700円、学生560円、中高生・65歳以上350円
・「第45回 2020 JPS展/第46回 2021 JPS展」のみ:一般700円、65歳以上・学生・高校生以下は無料

6月1日以降の施設利用について

チケット

オンラインによる日時指定予約チケットの受付がスタートする。入場時間枠は10時〜11時、 11時〜12時、12時〜13時、13時〜14時、14時〜15時、15時〜16時、16時〜17時30分が、それぞれ用意されている。このほか、当日チケット(時間指定)も用意される。
予約サイト:https://webket.jp/pc/ticket/index?fc=00349&ac=0000

4階図書室

2時間ごとの入れ替え制となる(予約優先)。開室時間10時17時30分

本誌:宮澤孝周