ニュース

SIGMA fpの最新ファームウェアVer2.00が公開

シネマグラフやCinemaDNGなど 動画撮影機能が充実

株式会社シグマは6月25日、ミラーレスカメラ「SIGMA fp」の最新ファームウェア(Ver2.00)を公開した。同社が3月に予告していた内容からさらに対応項目が追加されたメジャーアップデートとなる。

追加機能としてはシネマグラフの作成/再生機能や、動画ファイルから静止画ファイルを作成する機能など。拡張された機能としては、AF性能や評価測光の精度が向上されたという。その他不具合の修正も実施している。

主な変更内容は以下の通り(引用)。

追加機能

・シネマグラフ作成/再生機能
・CinemaDNG再生機能
・Cineモードでのライブビューおよび動画撮影中の静止画撮影機能
・SIGMA fpで撮影した動画ファイル(CinemaDNG、MOV)から静止画ファイルを作成する機能
・動画撮影時のHDR撮影機能
・ディレクターズビューファインダーモード中の動画・静止画撮影機能
・DCI 4K 12bitのHDMI RAW出力機能
・ATOMOS社製のモニター/レコーダー「NINJA V」によるHDMI経由のRAW記録に対応
※「NINJA V」のファームウェアアップデートが必要です。
・Blackmagic Design社製 Blackmagic Video Assist 12GモデルによるHDMI経由のBlackmagic RAWコーデック記録に対応
※Blackmagic Video Assist 3.3へのファームウェアアップデートが必要です。
・ZHIYUN製ジンバル「WEEBILL S」でのカメラコントロールに対応
※「WEEBILL S」のファームウェアアップデートが必要です。
※対応する機能についてはZHIYUN社のファームウェアリリース情報をご参照ください。
※今回のファームウェアアップデートはすべての機能に対応するものではありません。SIGMAは今後もZHIYUN社との協力のもと、対応機能の拡張に取り組みます。
・SHOOTメニューでのグレーアウト項目の説明文表示機能
・USBモードにカメラコントロールを追加
※カメラをコントロールするためのSDK(ソフトウェア開発キット)の提供は7月上旬を予定しております。

機能拡張・変更

・ISO100、3200のデュアルベース ISO採用
・AF性能向上
・評価測光の精度向上
・記録画質向上
・CinemaDNG UHD 12bitにおけるフレームレート25fpsおよび29.97fps記録が可能
・CinemaDNG FHD 12bitにおけるフレームレート100fps記録が可能
・CinemaDNG FHD 8bitおよび10bitにおけるフレームレート100fpsおよび119.88fps記録が可能
・カラーモードにOFF(切)を追加
・QS(クイックセット)に露出補正を追加
・動画撮影時にトーンコントロール「オート(弱・強)」の設定が可能
・ビデオクラス(UVC)でのUSB接続時における設定の変更が可能
・タイムコード入力に対応
・音声 BWF フォーマットに対応
・アスペクト比7:6の記録サイズを変更
・シャッター音の変更

不具合修正

・記録動画の暗部がちらつく現象を改善
・ビデオクラス(UVC)設定でのUSB接続時および動画撮影時の不具合を修正
・記録メディアへの記録安定性の向上
・その他軽微な不具合を修正

SIGMA STAGE OnlineーSIGMA fp ファームウェア Ver.2.00 概要【日本語版・字幕付】

本誌:宮本義朗