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Elinchrom、最大出力522Wsのモノブロックストロボ

背面に液晶ディスプレイを搭載 アンブレラ仕様のソフトボックスも

ELC 125

株式会社テイクは、Elinchrom(エリンクローム:スイス)の新製品として、ストロボ「ELC 125」と「ELC 500」、ソフトボックス「Snaplux」シリーズ2種および、関連アクセサリー「Snaplux Speedring」を発売した。

ELC 125/ELC 500

AC電源専用(100-240V)のモノブロックストロボ。出力は「ELC 125」が最大131Ws、「ELC 500」は最大522Wsとなっており、どちらも最小出力は7Ws。同社ECサイト上の販売価格は、ELC125が税込8万2,500円、ELC500は税込12万1,000円。

リサイクルタイムは、ファスト230V時でELC125が0.06〜0.45秒、ELC 500は0.06〜1.1秒。ファスト120V時はELC125が0.1〜0.8秒、ELC 500は0.09〜1.9秒となっている。

色温度はどちらも最大で5,600K。色の安定性範囲は±150K。

無線制御システム「EL-Skyport」に対応(受信部は内蔵)しており、無線シンクロ・パワー調光に対応する。発信機には「トランスミッター プラス」が利用できる。グループ分けすると本体部分にグループ色が表示される仕組みになっている。

また、ハロゲンランプ(120W)相当の明るさをもつ20WのLEDモデリングランプ(3,000ルーメン、色温度は5,700K、演色性はCRI92)を搭載した。

この他、電源ソケットをOFFにした後で再び電源ソケットをONにした際に、自動的に電源がONになり以前の設定に復帰するAuto-ON機能を備える。

TTLおよびハイスピードシンクロは、発信機にトランスミッター プロを使用することで利用可能となる。なお、TTLは手動ロックを併用することで露出設定が失われることなく、TTLからマニュアルへの移行が可能。ハイスピードシンクロは最大で1/8,000秒に対応する。

このほか背面にコントロールパネルを搭載しており、閃光時間の表示や各設定値のコントロールが可能となっている。

アンブレラの挿入ソケットはヘッドのほぼ中央に位置しており、7mmと8mmのシャフト径に対応している。リフレクターの着脱はクイックロック式。

製品の外形寸法と重量は、ELC 125が23×16.7×26.3cm、2kg。ELC 500は、28×16.7×26.3cm、2.5kg。

ELC 500

Snapluxシリーズ、Snaplux Speedring

アンブレラ仕様のソフトボックス。従来のElinchromソフトボックスシリーズと比べ、より迅速にセットアップが可能になっているという。「Softbox To Go Kit」と「Softbox Portrait Kit」の2種をラインアップしており、同社ECサイトでの販売価格はTo Go Kit が税込3万5,200円、Portrait Kitは3万6,850円。

このほか、ソフトボックスにストロボヘッドを固定するためのスピードリング「Snaplux Speedring」も発売された。同社ECサイトでの販売価格は税込3,850円。

Softbox To Go Kit

55×75cmのRectaboxが2個セットに含まれている。ボックス本体の重量は1.1kg。このほかディフューザー、グリッド、キャリングバッグも、それぞれ2個がセット内容に含まれている。

Softbox To Go Kit

Softbox Portrait Kit

形状の異なる2つのボックス(Stripbox:35×75cm・0.98kg、Octabox:60cm・1.3kg)がセットになっている。ディフューザー、グリッド、キャリングバッグも、それぞれ2個がセット内容に含まれている。

Softbox Portrait Kit

Snaplux スピードリング

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。