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キャリブレーションツール「ColorMunki」が「i1Display Studio」に

プロ向け「Pro PLus」も同時リリース

i1Display Studio

ビデオジェット・エックスライト株式会社は、「i1Display Studio」と「i1Display Pro Plus」の発売を開始した。

本製品は、ディスプレイ、ノートブック、プロジェクターのキャリブレーションに対応し、プロファイルを作成できるディスプレイ キャリブレーションツール。

別売のカラーチェッカーを利用し、RAW撮影後にTIFFからICCカメラプロファイルを作成可能。また、RAW撮影後にDNGカメラプロファイルの作成にも対応する。

また、ノートPCに外部モニターを接続した環境で両方の調整が可能なほか、専用Appとセンサーによる測色により、モバイルデバイス(スマートフォン・タブレット)のキャリブレーションが可能。

プロ向けラインのi1ファミリーに加わる新しい製品で、ソフトウェアはi1Profilerのプラットフォームを採用している。

i1Display Studio

「ColorMunki Display」の後継機。CG・Webクリエーターやコミック作家、写真愛好家をターゲットとしており、カラーマネージメント初中級者向けの製品となる。

価格はオープン。店頭予想価格は税別2万3,800円前後の見込み。

i1Display Pro Plus

フォトグラファーやビデオグラファーまたは、映像愛好家などを対象とするプロフェッショナル向けの製品。

パントンカラーライブラリから選んだカラーパレットを、QuoarkXPressやAdobe CreativeSuiteなどのデザイン用ソフトウェアのカラーライブラリに書き出すことが可能な「Pantone Color Managerソフトウェア」に対応。

また、i1Display Studioでは、モニタ輝度最大1,000nitsまでの対応となるが、i1Display Pro PlusではHDRに対応し、2,000nitsまでに対応した。

加えて、BT.1886のガンマ特性をサポートする。

価格はオープン。店頭予想価格は税別3万9,800円前後の見込み。

i1Display Pro Plus

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。