富士フイルム、"Hidden LCD"搭載のミラーレスカメラ「X-Pro3」を披露

ブラック

富士フイルムは10月23日、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-Pro3」のメディア向け説明会を開催。関係者に実機を披露した。なお、日本国内では11月28日から順次発売することも明らかになった。価格はオープン。店頭予想価格はブラックが税別21万4,500円前後、DRブラックとDRシルバーがそれぞれ23万9,500円前後。

9月に開発発表された製品。有効約2,600万画素のX-Trans IVセンサーと、画像処理エンジンX-Processor 4を搭載している。バッテリーは従来のX-Pro2と同じだが、撮影可能枚数は370枚で、X-Pro2の約280枚から向上している（ともにEVF撮影時）。

カラーはブラックペイント、DRブラック、DRシルバーの3色。ブラックペイントはチタンカバーに半ツヤ塗装を施したもので、DR＝デュラテクトを採用する新たな2色は、より表面硬度を高める処理が施されている。ブラックペイントは11月28日、デュラテクト採用の2色は12月中旬に発売する。

DRブラック

DRシルバー

ビューファインダーの進化点のうち、EVFパネルにはX-Proシリーズで初めて有機ELを使用。これまで液晶パネルで実現していた機能・性能を有機ELでも満たせるようになったことから採用に至った。EVFのレスポンス改善なども含む機能向上によりOVFはスナップ向けに限定して単倍になったが、倍率アップや歪曲を抑えるなどの改善を施している。

背面にはサブ表示部を備える「Hidden LCD」を装備したが、本体サイズと重量はX-Pro2と比べて0.2mm厚くなり、2g重くなっているだけ。説明会の詳細内容は続報する。

10月25日追記：続報記事はこちら→富士フイルム説明会で聞いた「X-Pro3」詳報 外観写真とメニュー画面を多数掲載

液晶モニターを開いたところ。

フィルムパッケージのような絵柄でフィルムシミュレーションを示す。感度などの表記はカメラ設定に連動する。