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DJI、折り畳めるようになったスマホ用スタビライザー「OSMO MOBILE 3」

405gに軽量化 被写体追尾も強力に

DJI JAPAN株式会社は、スマートフォン用スタビライザー「OSMO MOBILE 3」を発表した。より軽量になり、持ち運びやすさを考慮して折り畳み機構も採用した。

8月13日に予約販売を開始。8月14日からは全国のアップルストア実店舗で販売する。アップルストア実店舗以外での販売は8月19日から。

標準的な付属品のみを含んだ通常版のほかグリップ式三脚とキャリーケースをセットにした「OSMO MOBILE 3コンボ」も用意しており、希望小売価格は通常版が1万3,500円、コンボが1万5,660円(いずれも税込み)。

スマートフォンで写真や動画を撮影する際に画面を安定させる3軸ジンバルのスタビライザー。2018年2月に発売した前機種「OSMO MOBILE 2」の後継機種にあたり、ジンバル部分が折り畳めるようになったほか、軽量化も施している。

撮影時には専用アプリ「DJI MIMO」を用いることで、ボタンやトリガーの押し方により片手で異なる操作が行える。例えば1回押しでメニューを呼び出せる「Mボタン」は、2回続けて押すことでスマートフォンの縦横位置を自動で切り替える「クイックロール」が動作するほか、3回押すとスマートフォンとのBluetooth接続を維持したままジンバルのモーターだけがOFFになる「スタンバイモード」が有効になるといった具合。なお背面にあるトリガーでは、端末の再センタリングやジンバルロックなどが行なえる。

また、被写体を追従して合焦する「Active Track」がバージョンアップ。被写体自身がジェスチャー(Vサインなど)すると追従を開始し、セルフシャッターのカウントダウンを開始するほか、端末画面で直接被写体をタップしたり、トリガー操作を行なうことで、追従を開始できる。

さらに、トリガーを押している間だけ追従速度を高速化する「スポーツモード」も新搭載。スポーツの試合や動物など、素早く動く被写体を追う際の利便性を向上した。

DJI MIMOではこのほか、動画の簡易編集やパノラマ合成、タイムラプス撮影、スローモーション撮影などの機能が利用できる。

ジンバルの可動範囲は水平方向(パン)が-162.5〜170.3度、垂直方向(チルト)が-104.5〜235.7度、回転(ロール)が-85.1〜252.2度。本体重量は405gで前機種の485gから80gの軽量化を施した。

外形寸法は展開時が285×125×103mm、折りたたみ時が157×130×46mm。

装着可能なスマートフォンの外形寸法は、対角180mm以下、幅62〜88mm、厚さ9.5mm以下。重量は170〜230gまで。

電源容量は2,450mAhで最大駆動時間は約15時間。充電用にUSB Type-Cポートを備える。満充電までにかかる時間は約2時間30分。通信規格はBluetooth Low Energy 5.0。

OSMO MOBILE 3 コンボに含まれるグリップ三脚を装着したところ。
ジンバル部分を折り畳めるようになった。
OSMO MOBILE 3 コンボのセット内容。
Active Trackを有効にしたところ。
クイックメニューを表示したところ。
使用例(DJI提供)。

関根慎一